エコ水栓とは。

お湯と水が両方出せる水栓のことを「混合栓」といいます。最近ではキッチンでも洗面所でも、水栓に付いたバーの左右で湯/水を切り替える「シングルレバー水栓」が一般的になっています。普通、バーを左に回すと湯、右に回すと水です。では左右どちらにも首を振らない正面の状態ではどちらが出るでしょうか?
従来の水栓では、答えは「湯・水の混合」です。水の冷たさが気にならない春~秋は実感があまりありませんが、湯を出そうと考えていない時でも水栓をひねれば給湯器が反応する、ということになります。ちょっともったいない気がしますね。

そこに目を付けた「エコ水栓」が今年から出始めています。レバーを中央にした状態でも水が出るように改良し、湯が反応するところまでレバーを回すと「カチッ」と音がするので、今湯が出ている状態なのかどうか、簡単に分かるようになっています。ちょっとした工夫ですが、これは何故今まで誰も気付かなかったのかなあという目から鱗アイデアだと思います。

今ではキッチン・洗面所用どちらもラインナップされていますし、キッチンではシャワー引き出し式や浄水器内蔵水栓も対応が出来ています。見た目は従来のシングルレバー水栓と変わらないので、この先全てのシングルレバーはエコ水栓に取って変わるんだろうなあと思います。TOTOの商品名は「エコシングル水栓」。LIXILの商品名は「エコハンドル水栓」です。
それだけの理由で今お使いの水栓を取り替えたほうが得なのかどうか、は良く分かりませんが、TOTOの試算ではキッチン水栓をエコ水栓に取り替えれば年間4680円の節約になるとか・・。当所でもエコ水栓を標準仕様として使っていきたいと思います。

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