コンクリート天井


いよいよ解体が始まりました。天井を剥がすと古いコンクリートスラブや配管が見えてきます。一部木材が見えていますが、これは施工ミスではなく、昔コンクリートの打設時にわざと仕込んであったものです。ここに木片を打ち付けて下地を組み、天井板を留める仕組みです。現代では板ではなくインサートという専用金物をコンクリート打設時に仕込んで、そこに鉄の棒をひっかける工法なので、こういうコトにはなりません。
古ビルのリノベでは、『コンクリート造だから天井は剥がしてそのままにすれば安価に格好良くなるのでは』というイメージがあるのですが、この木材が雑に入っていることが多いので、実は結構そう簡単ではありません(おまけに天井裏には見栄えを気にせず縦横無尽に電気・給排水・ガス・換気・空調の配管が通っていることがほとんどです。)

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