検査とお引き渡し。

建築工事が一通り完成し、確認検査機関による法的なチェック(完了検査)を受けました。着工してからの設計変更がほとんどなかったので、大変スムーズでした。工事の出来具合のチェックは建設会社による社内検査、私たちの設計検査、お施主様の施主検査、と繰り返し行って、細部の完成度を高めていきます。

 

お引渡しの様子。建設会社から引き渡し書類や鍵、設備機器についての説明があり、私たちは建築士法に基づく工事監理報告書を提出します。

今回は斜面地の計画で予算調整が難しく、設計と見積のバランスが取れるまで何度も設計変更を行い大苦戦しましたが、お施主様と建設会社さんのおかげで着工後は大きなトラブルもなく、コロナの影響を若干受けながらも計画どおり現場を進めることができました。ありがとうございます。

 

外部は引き続き外構の工事を進めています。今回は植栽は最低限に抑えて、砕石と平板コンクリートのデッキを敷く予定です。

 

ローコスト化のため、現場打ちの鉄筋コンクリートではなく、規格品のブロックで階段をつくることになりました。見積上は安くなったのですが、位置合わせが難しく、施工の難易度が上がってなかなか大変な様子です。