写真撮影

Posted カテゴリー: '15-奈良市U邸

昨年出来上がった奈良市の町屋リノベーション。スケジュールや天候の関係で順延になっていましたが、長い間待った甲斐あって、気持ち良い春の日に撮影することが出来ました。

 

縁側に面したフルオープン建具にはカーテンも入り、お庭の新緑もいい感じです。かつてはここに鬱蒼とした雑木と風呂・便所があったとは到底思えません(減築したのです・・)。

 

夕景撮影の後、モデルにもなって頂いたお施主様ご家族、撮影してくれた笹倉くん夫妻、私たち、みんなで本日の収穫をチェック。一日の苦労が報われる瞬間です。こんなに広かったっけ?というお約束はさておき、回遊性がある家は場面ごとに様々な表情があり、古いものと新しいものの混在も相まって、なかなか魅力的な写真になったように思います。早朝から夜まで、ご協力頂きありがとうございました。

 

HOSTEL64のクロージング

Posted カテゴリー: イベント

この4月で、大阪市西区にあるHOSTEL64が閉業しました。クロージングイベントの最終日に滑り込みできました。

 

HOSTEL64はアートアンドクラフトが運営するデザインホステル。2010年、独立後間もなく暇を持て余していた頃に、ご縁あって立ち上げのお手伝いをさせて頂きました。今ではインバウンドの恩恵でゲストハウス隆盛、設計事務所がデザインすることもごく一般的になりましたが、当時は殆どそういう業態がない時代でした。隔世の感と共に、その先見性にはいつもながら感心します。久々訪れたロビーには、懐かしい空間がそのままに、少しずつ全体的にくたびれながら、良い時間が流れていました。

 

懐かしいマグカップとサプライズ再会。当時は、建築の設計関係はほぼ出来上がっていたので、こういった小物類の調達のお手伝いをさせて頂きました。その後アートアンクラフトさんとは幾つかの物件で協働させて頂き、そのご縁で今もお世話になっている方々がたくさんいます。自分の中では本当に貴重なプロジェクトです。

HOSTEL64については、オープン当初の諸々に加えて、一周年記念のパーティーも強い印象に残っています。スケジュールを見返すと2011年3月13日。震災・津波の2日後です。日本中が大混乱になって、原発はメルトダウンして(当時は分からなかった訳ですが)、電気も足りなくて、先行きが全く分からない中、それでも大阪は元気出していこう、という熱いイベントになったことをよく覚えています。

 
懐かしくて、旧ブログから当時の記事を掘り出しました。

http://yyaa.jp/blog/7263/

 

閉店の寂しさと共に、リノベーションゲストハウスの嚆矢としての役目を全うしたと思うと清々しくもあります。ありがとう、ロクヨン。

古くて大きな家

Posted カテゴリー: 3.Idea

奈良市より古民家リノベのご相談を頂き、プランニングに先立って実測調査を行いました。古民家・・・といっても元々倉庫として使われていた建物なので、ほとんどがらんどうなのですが、なにしろこのサイズ。酒蔵のような空間です。ここに吹き抜けのあるリビングを・・と想像すると、わくわくしますね。

 

古い土壁が非常~に良い感じなのですが、劣化してフカフカの状態。竹小舞との付着がない土壁は上塗りしても落ちてしまいます。残念ですが一度全部取ってしまわねば。構造補強ももちろん必要です。

 

ぐねぐね丸太梁。いつもながら昔の棟梁さんの適材適所・融通無碍な技の数々に惚れ惚れします。しかしこれが非常に図面化しにくい。途中で曲がっていますし、継いでいますし、直径も変わります。

 

実現には非常に多くのハードルがあり困難な道のりですが、いくつか古民家のリノベを経験できたおかげで、まあ時間さえかければ何とかなるんじゃないかと思えるようになりました。

 

ファーストプレゼン

Posted カテゴリー: '15-奈良県御所市U邸

奈良県御所市の住宅計画。お施主様にファーストプレゼンを行いました。敷地の前は田んぼと畑。その先に葛城山と金剛山を望む雄大な立地です。環境を満喫できる開放的な住まいになればと思っています。

 

お施主様からご要望を頂いた切妻屋根(三角屋根)。付近の民家ともよいバランスです。

 

敷地奥には既存の蔵があり、そちらも今回工事で多少手を加える予定です。

 

 

1階。薪ストーブのある大きなLDKとご主人のワークショップ、お母さまの部屋。

 

 

2階。リビングの上は吹き抜けのあるライブラリ。その両側に主寝室とサニタリー。

 

最初にご相談を頂いたのはなんと2年半前。当時お住まいだったロンドンから事務所へわざわざお越しいただきました。その後いくつかの敷地候補を検討し、ようやく設計のスタートラインまでやってきました。たくさんのご要望と予算のバランス、既存建物の活用法、市街化調整区域の難しい法規制など、まだまだハードルが高いので感傷に浸っている時間はありません。

 

 

フーハ大阪で空調の打ち合わせ

Posted カテゴリー: '17-奈良県王寺町T邸

グランフロントにある「フーハ大阪」。空調メーカー、ダイキンのショールーム兼お悩み相談室です。空調機器の設計は室内空間の大きさや方位、用途、コスト、意匠との関係など、様々な要素が関係するため本当に難しく、とはいえ一度出来てしまうと簡単に変更できないものなので、毎回設計には苦労します。ここフーハ大阪は、ダイキンの専門スタッフが一般の方々はもちろん、我々のような建築設計者の相談にも対応してくれる貴重な施設です。

 

奈良県王寺町で計画している住宅は吹き抜けのある大きなワンルーム空間なので、どういう機器をどの場所にいくつ選定すればよいか、図面と模型で空間を説明しながら、色々な空調方法のメリット・デメリットをお伺いすることが出来、大変参考になりました。

 

ちょっと足りない箇所に局所空調を追加する「ココタス」。ちなみにフーハは息を吸い込む「フー」と吐き出す「ハー」にちなんでいるとか。ダイキンさんのネーミングセンスはいつも秀逸です。