インテリアコーディネーション

Posted カテゴリー: '17-奈良県王寺町T邸

王寺町T様邸。工事と並行して、CGで内部の配色や細部の収まりを確認しています。全体的にグレイッシュな色使いですが、あまり濃い色を多用すると室内が暗くなってしまうので、バランスが大切です。

 


ダイニングからキッチンを見る。キッチン本体は幅2700mm。そこに3150mmのダイニングカウンターが組み合わさります。バックセットも収納とデスクを一体化したロングサイズ。

 

階段周りはスチールフラットバーで落下防止手摺と階段手摺を一体的にデザインしました。天井は屋根形を生かした勾配天井です。

 

工事に向けて詳細調査

Posted カテゴリー: '19-奈良市T邸

奈良市の古民家改修。お施主様との打合せの中で多少プランを変更しつつ、実施設計を進めています。詳細図面を描くにあたって再度、梁のサイズや掛かり方を現場で調査しました。お寺の庫裏のようなぐにゃぐにゃ丸太梁は全てそのまま活用する予定です。

 

お約束の屋根裏調査。埃がすごいですが、状態は良い感じです。

 

耐震改修といえば骨組みに筋交いを追加したり接合部を金物で補強するイメージが強いのですが、設計する上で難しいのは足元です。今回はコンクリートの基礎がきちんとあり、腐朽もそれほどではないので比較的対応しやすいですが、それでも既存の基礎は強度に不安があるので、内側にベタ基礎を打ち直す必要がありそうです。

 

今日は工務店さんや電気・水道の職人さんにも来て頂いて問題点を検証しました。給水管と違って排水管には水圧がなく、管の勾配によって自然と水・汚物が流れる仕組みのため、既存の排水管の高さと新設する配管の距離から逆算して室内の床高さを設定する必要があります。マンホールを開けたところ排水管が浅く、当初予定よりもう少し床を上げて対応することになりました。

中間検査

Posted カテゴリー: '17-奈良県王寺町T邸


奈良県王寺町T邸。確認検査機関の方に来て頂いて、中間検査を行いました。

 

みんなで何を見ているかというと、柱の上端・下端にこのような耐震金物を取り付ける必要があるので、その金物が図面と整合しているかを確認しています。

当然何の問題もなく、引き続き工事を進められることになりました。(中間検査に合格しないと次の工程には進めません)。

 

 

建物の形はほぼ出来上がっていますが、どんな感じになるか、ネットが外れるまでのお楽しみです。

 

天井裏・床下をみる。

Posted カテゴリー: '19-奈良市I邸

奈良市あやめ池の古家改修。まだ設計段階ですが、過去の度重なる増改築によって建物に謎が多いため、先行して内部の解体を行っています。天井裏の梁の状況がわかると抜ける柱・移動できる柱が分かるので、プランニングに選択肢が増えます。また、床下の状況によって工事費が大きく変わるので、あらかじめ把握することができれば、工事着手後の余計な追加工事を最小限に抑えることができます。

 

解体前に床下を覗いて分かっていたのですが、今回は古家にも関わらず床下が全てコンクリートで覆われた「ベタ基礎」です。40年ほど前に一度大規模なリフォームを行って、その時に基礎のやり替えも行っているようです。当時はまだベタ基礎が一般的ではない時代なので、割と先進的です。さらに、古い柱梁が残ったままベタ基礎に替えているということは、当初から伝統的な「玉石基礎」ではなく「布基礎」であったことが分かります。戦前の建物で布基礎の例は珍しく、構法の歴史を調べましたが、昭和初期には既に導入している事例もあったようです。

そんな具合で、建物の古い部分と新しい部分の組み合わせ、構法の変遷、新建材が使われているかどうか、など、建物の謎解きをしながら、長年の継ぎ接ぎで複雑に絡み合った条件を整理していきます。