太閤園と忘年会

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事務所の忘年会を兼ねて、京橋にある太閤園の淀川邸に行ってきました。淀川邸は明治時代に藤田伝三郎が築造した網島御殿のうち、戦争で焼失せずに残った東邸を利用した大きな料亭です。

 

建物に入ると、まず洋館風の前室に案内されます。家具やシャンデリアがなんとも贅沢です。

 

その後、美しい庭を眺められる和室でお料理を頂きました。想像をはるかに凌駕する美味しさでした。

 

 

料亭の方に設計事務所だと伝えると、食事のあとで建物内を色々案内して下さいました。

 

一番大きい紹鴎の間(52帖)。披露宴なども行われる格調の高い空間です。奥に見える建具を全て取り外すと能舞台としても利用できるようになっています。年1~2回行われているそうなので、一度見てみたいです。

 

さらに無料公開されている敷地内の日本庭園も散策し、食事、建築ともに大大満足の一日でした。

 

MAD Architectsの講演会

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文野が久々にブログを書きます。

MAD Architectsのマー・ヤンソンさんの講演会に行ってきました。MAD Architectsは、中国人のマー・ヤンソンさんとダン・チュンさん、そして日本人の早野洋介さんの3人による建築家グループです。海外の建築家の講演会に行くのは初めてだったのでワクワクしながらホールに入って、最前列の席を確保しました。

彼らの建築の特徴は曲線を使った有機的な形です。その理由は都市一帯に広がる均一化された四角い無機質な近代建築に疑問を持ち、それらは人のために作られた建物ではないのではないかと思ったからだそうです。そしてもっと人のための建築、つまり人と自然、建物が一体となった風景や体験を作ろうとしているそうです。そのため、彼らの建物の多くは山や雲、地形など自然の形態をモチーフにしています。講演では、地形に合わせてつくられた集合住宅や、山のようなオペラハウスなど魅力的なプロジェクトがたくさん紹介されてとても面白かったです。最後に若者が今やるべきことは?という問いに対して、新しいことへのチャレンジであるという熱い言葉で締めくくられました。

やっぱり講演会に行くと、モチベーションが上がります。

僕も、頑張らなくては。

 

沖縄の建築めぐり:ホテルムーンビーチ

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2日目の宿はホテルムーンビーチ。DOCOMOMO選定、憧れの建築に泊まれて大満足。垂れ下がるツタはもちろん本物。

 

内部/外部の取り扱いが非常に巧みで本当に素晴らしい。

 

中庭にプールがある設計のホテルは、日本にはほとんど無いと思います。贅沢。

 

随所に魅せる階段。

 

やっぱり気になったので夜中に最上階へ。廊下の先端に植え込みがありました。片持ちスラブが下の階より大きく張り出しているので、壁面に干渉せず垂れ下がる訳ですね。

 

 

なるほど。こいつが壁面に食い込む訳か。

 

宿泊室からオーシャンビュー。

 

ピロティ見上げ。ワッフルスラブ。

 

外観。設計した故・國場幸房は大高事務所出身。なんとなくテイスト感じたり。築40年で色々劣化していますが、まだまだ永く現役であってほしいホテルでした。

沖縄の建築めぐり:備瀬のフクギ並木

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お盆の間の余興にと思っていたのですが、いつの間にか秋風が・・・まだもう少しあるので足早に。美ら海水族館から車で5分ほど北に行ったところにある備瀬のフクギの並木。お昼ごはんを食べにたまたま寄っただけでしたが、大変良いところでした。

 

背の高いフクギ(福木)が鬱蒼と・かつ整然と並んでいます。古いもので樹齢300年。防風林として植栽されたもの。貝やら虫やらトカゲやら、生き物もたくさんいます。

 

 

林の中に民家が点在しています。今回の旅では沖縄の古い住宅には入れなかったので、また機会を伺います。

 

 

砂岩でつくられた塀。築100年ほどとか。

 

海沿いに飲食店が並んでいます。その先がビーチ。抜群のロケーション。

 

 

ちなみに美ら海水族館のようす。海遊館はインバウンドで混雑しているイメージがありますが、沖縄も大変なことになっていました。夏休み前なので半数ぐらいは外国人。とはいえ子どもたちには国籍や言葉など関係なく、みんな仲良くなって駆け回っていました。

沖縄の建築めぐり:名護市役所

Posted カテゴリー: 沖縄

美ら海水族館に向かう道すがら。名護市役所は教科書や建築士試験にも出てくる名建築。沖縄の風土と調和したデザイン・・・と言われてもピンと来ませんでしたが、街並みや日差しや緑を感じながら訪れるとなるほど納得。1981年竣工ですがバリバリ現役です。当時は当然手書き図面ですし、意匠に関わる部分は機能上の必須条件ではありませんから、これだけの密度で設計・施工したパワーは、それはそれは凄まじかったのであろうと思います。

 

アサギテラスと呼ばれるオープンスペースがサービス部分と平面的・立体的に組み合わさっています。アサギ(神アサギ、神アシャギ)とは沖縄本島北部で集落の祭りを行う建物。「アサギ広場にこそ沖縄のコミュニティが凝縮されている。市庁舎は、まちにそびえる白亜の殿堂ではなく「むらからまちへと連続する地域環境の文脈」のなかで捉えたい。市庁舎は新しいアサギ広場が必要である。(名護市庁舎概要)」

 

ブーゲンビレア無双。

 

溢れる光の下で、凹凸のある外観や空隙の多い屋根が深い陰影を生み出しています。

 

雁行プランを突っ切る雨水側溝。

 

巨大スロープは、議場へのアプローチ。

 

スロープ踊り場より。息子、走る走る。

 

メイン入口。外部空間は強烈ですが、案外、受付や執務スペースはありがちな地方の市役所の雰囲気で、ちょっと残念。トイレなど、かなり老朽化しているようなので、躯体とコンセプトを活かして是非リノベーションして欲しいものです。