大阪の建築めぐり:無印良品堺北花田店

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先日リニューアルしたイオンモール堺北花田の無印良品。日本初、どころか世界初の店舗だということで、早速見に行ってきました。

一部界隈では有名な可動棚が浮かんでいます。IKEAばりの広大な売り場面積もさることながら・・・

何と野菜や肉や魚を売っています。スーパーマーケットが融合した無印良品なんです。これは想像以上に不思議でエキサイティングな空間体験でした。

板張りの冷蔵ケース。雑然としがちなスーパーも、デザインの力でここまで変わるのかという感じです。(絵では分かりませんが、店内のBGMは無印良品のアレです。)

こういう内装をデザインすること自体は可能でも、多種多様な物品や情報が飛び交うスーパーでは、運用する側が相当ストイックにデザインコードを守らないと、派手なチラシが張り付いたり、在庫を山積みしたり、イージーリスニング化したJ-POPやダミ声の掛け声を流したりする事になってしまいます。店員のファッションを統一することも容易ではありません。もちろん商品自体のクオリティや紐付けられたストーリーの裏付けがないと、いくら見た目を頑張っても空回り。これは無印良品でないと実現出来ない奇蹟的な光景だと思います。めくるめく無印ワンダーランド。

一部界隈では有名なロング屋台。イートインスペースとして活用されています。他にもビュッフェがあったり、飲食部門がかなり充実しています。個人的には、気軽に買えるドリンク類にインスタ映えする目玉商品があれば更に嬉しいだろうな、と思いました。

まだ無印良品が珍しかった、あの頃のワクワク感を存分に楽しめるお店です。近隣の方は是非一度どうぞ。(連休中はものすごい人出だと思いますが・・・)

兵庫の建築めぐり:六甲の集合住宅

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寒い寒い六甲山に毎週上った大学の後期授業も、なんとか無事に終了しました。時間と気持ちの余裕が出来たので、ずっと気になっていたお隣の集合住宅を見学に。一番ふもとにあるのが第Ⅰ期。さすがに原型というか、デザインの密度をひしひし感じることが出来てとても良いですね。そして予想以上のガケ感。

 

その右手が第Ⅱ期。ちょっとテイストが違いますね。

 

第Ⅱ期のメインエントランス。中央に写っているハコがオートロックのセキュリティチェック。そこを抜けると禅寺のような階段が。

 

 

一段上の基壇に建つ、巨大な第Ⅲ期。

 

 

裏手も格好よい第Ⅲ期。

 

ちなみに第Ⅰ期から少し離れたところに見えるアール壁のビル群。違う設計者かなぁと思ったんですが、これが第Ⅳ期なんだそうです。

 

六甲に来るのはまた半年後。今年度の経験を生かして、さらに質・量の充実した授業にしたいと思います。

奈良町にぎわいの家

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打合せと打合せの合間にひょっこりと時間ができたので、奈良町にぎわいの家に寄りました。
大正期に建てられた町家で、建設当時の姿をできるだけ復元しているとのこと。坪庭と南北に伸びるお庭の存在が建物全体に風情を添えています。町家の特徴を持っている建物ですが、お庭とお部屋の関係が丁寧に作られているので飽きることがありませんでした。10分じゃ全然足りなかった。
無料で一般公開されているので、今度はたっぷり時間があるときに行きたいと思います。みなさまもぜひ。

東京にて2017

Posted カテゴリー: 東京

授賞式に出席するため2年ぶりに東京へ。今年は浅草・両国・清澄白河・・・と下町を中心にめぐりました。この辺りに来るのは中学の修学旅行以来です。


ブルーボトルコーヒー清澄白河
何でも来年京都にも出来るそうですが、一応お約束的に。コーヒーは思ってたより美味しかったです。


清澄の家
隅田川に面した集合住宅。繊細なルーバーのディテールをしげしげと。


辰巳アパートメント
門前仲町の駅近く。数年前SD展で見てとても印象に残っていた集合住宅。今時このペンシル感はすばらしい。どうでもよいですが、門前仲町はモンナカと略す、と在住している後輩に教えてもらいました。


すみだ北斎美術館
北上して両国界隈。難しい斜め処理も破綻無くシャープに納まっていました。展示は割とコンパクトですが楽しめました。


ヨシダ印刷
エキスパンドメタル鎧張り。鬼ディテール。


吉良邸跡
番外編。墨田区は町に歴史が息づいていて京都大阪に近い感覚ですね。浪士の一人、赤埴源蔵の遠縁であるらしき話を聞いて育ったやまもととしては、ここは外せません。屋敷の大きさを確認して、なるほどなぁ~と妙な感慨。

 


浅草寺
生まれてはじめて来ました。伽藍は戦災で消失しているのでRC造だったりしますが、それなりに良い雰囲気。おびただしい数の観光客でした。


浅草文化観光センター
雷門の向かいにある観光案内所。新旧渾然一体となった町並みの中で、現代の素材・構法を用いながら何となく和な雰囲気を醸し出す辺りが「和の大家」たる所以でしょうか。どうでもよいですが、この日はハメコミ合成のような快晴でした。


国立新美術館
一気に乃木坂へワープして新美術館。写真で見た感じではバブリーな感じがして好きではなかったんですが、実際訪れると非常に明快にプランニングされていて納得でした。常設展示がないので、デザインは展示室以外のスペースに注力したということでしょう。

 


安藤忠雄展
新美術館のお目当ては大人気のこちら。ちょうどよいタイミングで東京に来れてラッキーでした。展示を見てまわると、あれも行ったなあ、これも行ったなぁ、と懐かしい気持ちになります。1/1サイズの光の教会は素晴らしい出来で大満足。(写真はあえて逆方向を)

 

BOOK AND BED TOKYO 池袋
今進めている奈良のゲストハウスの参考に。本棚の中にベッドがあるゲストハウス。就寝スペースや洗面所の設えなど、とても参考になりました。

 


そして今回の目的、高輪でNISCの授賞式と懇親会。壮大な演出にびっくり。青木先生、千葉先生から拙作をお褒め頂き、感激でした。

 


羽田空港国際線ターミナル商業ゾーン
わざわざここを見るために帰りは飛行機で。映画村的な商業ゾーンを本気で京都の数奇屋大工と建築家がつくるというコンセプト。さすがに大きな荷物を持った人が行き交うためか、木材が結構傷付いてきているようでした。それも本物の味ということで許容されるのか、今後が気になります。

 

今回は東京で活躍している先輩・後輩たちと久方ぶりに会う機会にもなって、大満足の東京旅行となりました。また呼んで頂けるよう、コツコツと日々の業務を積み重ねたいと思います。

 

京都の建築めぐり:みずのき美術館

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亀岡市。古い家屋をコンバージョンしたアール・ブリュットの小さな美術館。

 

元々理髪店だったそうで、その名残りが残っています。ドアのフォントも歴史を踏襲していて素晴らしい。


開くんですね。

 

謎めいた建具のディテール。ドアハンドル・丁番は一切見えません。


2F。


町家ですが、地下に降りる階段が。

シンプルなコンバージョンですが、地下室があったり、エレベーターが付いていたり、なかなか手が込んでいるなあという印象でした。