兵庫の建築めぐり:六甲の集合住宅

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寒い寒い六甲山に毎週上った大学の後期授業も、なんとか無事に終了しました。時間と気持ちの余裕が出来たので、ずっと気になっていたお隣の集合住宅を見学に。一番ふもとにあるのが第Ⅰ期。さすがに原型というか、デザインの密度をひしひし感じることが出来てとても良いですね。そして予想以上のガケ感。

 

その右手が第Ⅱ期。ちょっとテイストが違いますね。

 

第Ⅱ期のメインエントランス。中央に写っているハコがオートロックのセキュリティチェック。そこを抜けると禅寺のような階段が。

 

 

一段上の基壇に建つ、巨大な第Ⅲ期。

 

 

裏手も格好よい第Ⅲ期。

 

ちなみに第Ⅰ期から少し離れたところに見えるアール壁のビル群。違う設計者かなぁと思ったんですが、これが第Ⅳ期なんだそうです。

 

六甲に来るのはまた半年後。今年度の経験を生かして、さらに質・量の充実した授業にしたいと思います。

兵庫の建築めぐり:圓教寺

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姫路に行ったついでに、前々から気になっていた書写山圓教寺へ。天台宗別格本山。西国二十七番札所。

 

かなり険しい山の斜面一帯に伽藍が広がっています。境内へは下界からロープウェイと送迎バス(というか車)で。

 

掛け造りが見事な摩尼殿。創建は970年ですが、現存する建物は1933年築で設計はなんと武田五一。往年の巨匠たちはコンクリート造も寺社も設計してしまうのがすごいところ。

 

 

 

摩尼殿を抜けて巨木の生い茂る森を抜けると、3つの巨大な建物が現れます。左:常行堂、正面:食堂、右:大講堂。

 

常行堂。かなりスケールアウトした存在感。とにかく、でかい。

 

大講堂。

 

お目当ての食堂(じきどう)。映画ラストサムライや大河ドラマ武蔵、軍師官兵衛、その他諸々の撮影で使われた建物です。二階建の食堂は他に類を見ない形式。1174年築の重要文化財ですが、内部は展示館になっていて無料で入れます。


圧巻の縁側。ここは古いもの以外全く目に入らないので、時代もののロケ地としては最適ですね。

食堂二階裏手。

 

巨大な建築物がこれだけまとまって残っている寺院は、奈良以外ではかなり希少です。都から遠く離れた山の上なので戦火を逃れたのでしょう。にしてもこれだけの資材を運び込む技術と労力には想像が追いつきません。

兵庫の建築めぐり:旧・風の教会

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旧六甲オリエンタルホテル内にある安藤忠雄氏設計の教会。ホテルの営業終了に伴い閉鎖されていますが、六甲ミーツアートの会場として期限付き開館中。

 

 

チャペルへのアプローチ。六甲山上の厳しい環境のためか、かなり傷みが目立ちます。

 

チャペル内部。廃墟状態。音が大きく響く室内を生かして音のインスタレーションが仕掛けられていました。

 


光の教会と比べると大変悲しい状況ですが、こうやって公開される機会が増えていけばよいなと思います。

兵庫の建築めぐり:KHギャラリー芦屋 (旧小篠邸)

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兵庫県芦屋市。新しくオープンしたKHギャラリー芦屋に行ってきました。このギャラリーはコシノヒロコさんの元自邸で今までは非公開でしたが、最近コシノヒロコさんの作品を展示するギャラリーに改装され、一般公開がはじまりました。

 

我々が行った日は、下界は大変な暑さでしたが、芦屋の山中は涼しく一面霧の中。安藤氏の建築と霧はとてもよく似合います。

 

寸法体系が普段馴染みのある公共の安藤建築よりずっと小さい。手に触れる距離感で各部作られています。

 

扇形の部分は寝室棟。

 

 

 


琉球畳敷の和室。壁・天井は和紙貼。

 

床と畳寄はOMZPの鉄板。恰好良い。

 

和室に向かい合う形でメインホール。元はリビングだったそうです。

 

窓の外は霧中に大きな松林のパノラマ。

 

作品は、実際にコシノヒロコさんがコレクションで使用した生地を再構成したものということです。そうか。絵も上手いんでしたね。カーネーションで見ました。

 

 

 

階段手すりのディテール。

 

元ダイニングだった天井の高い展示室。

 

キッチン・・・というかもはや厨房。

 

特別に主寝室も見せて頂きました♪

 

 

アールのついた造作家具は、裏面がウォークインクローゼットになっています。

 

引き出しも湾曲してます。

 

ゴージャスなバスルーム。

 

ヒューマンスケールな設計と、それを住みこなす住み手のセンス。冷たいコンクリートに何だか温かさすら感じる住宅でした。ありがとうございました。

見学は予約制です。詳しくはこちら。
KH Galleryのホームページ

兵庫の建築めぐり:兵庫県立美術館

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ここは、一言で言うと、『くたくた』。常設展・企画展両方見ると非常に疲れます。それは建物が大きいことだけではなく、質量ともにクオリティの高い作品が多いということでしょう。

 


絵になるエントランスの螺旋階段。

 


同見上げ。

 


登っても何もない階段がチラホラあります。ついつい勿体無いと思ってしまう貧乏性。

バックヤード廻りまで割ときっちり作られています。鉄扉の塗分けは、所員の茶目っ気かな。