古ビル改修プレゼンテーション

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大阪市内からご相談頂いている古ビルの改修プロジェクト。お施主様にプレゼンテーションを行いました。現状は、看板がペタペタ貼りついていたり、自販機があったり、エアコンの配管や室外機やダクトがこびりついていたり、上階への入口がどこかわかりにくかったり・・・と見れば見るほど問題が多い状態です。しかし建物自体は装飾のないシンプルな形状なので、うまく改修できれば格好良くなるポテンシャルはありそうです。

 

ビルを稼働させながらのリノベーションでは一気に全てを解決することは出来ません。まずは既存のテナントさんが入った状態でも実現出来そうな第一期工事。エアコンの配管ルートを再検討して外壁から除去。室外機置き場をエキスパンドメタルで囲ってスッキリ。屋上のフェンスをブラックに塗装。エントランスの階段を作り直し。ビルの入り口は袖壁とサインで再計画。これだけでもかなり美観の向上が望めます。

 

 

テナントが入れ替わるタイミングで1階のデザインを徐々に統一する第二期工事。店舗がそれぞれの個性を発揮することも賑わいの面では重要ですが、オーナー側が全体のバランスをコントロールすることも重要です。例えば看板は、何も規制を加えなければ他より目立とうとしてどんどん大きさと派手さを競うようになりますが、本当は何もないところにさりげないサインがあるほうが効き目があります。騒がしいところでさらに大声を出すより、静かなところで囁くほうがよく伝わって、労力もかかりません。

 

完成形の夜景。道のりは長いですが、まずは理想を描くところから。第一歩を踏み出すことが大切です。

古ビル調査

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事務所近くのビルオーナー様からご相談を頂き、古ビルの調査へ。タイル貼りのすっきりした建物なので比較的リノベーションしやすい条件ですが、外壁にまとわりついたエアコンの配管が大問題です。もともと空調のことを考えて設計されていない上にバルコニーもないため、こういった状況に陥っている古ビルはたくさんあります。

 

道路際に所狭しと室外機や給湯器。慣れてしまうとこれを見ても何とも感じなくなるのが怖いところ。

 

1階の少ない置き場が一杯になると、冷媒配管を屋上まで引っ張って、室外機を屋上に並べることになります。外壁にはテープ巻きの配管がだらーんと露出したままなので、経年劣化でひどい状況になってしまいます。元は良い建物なので、室外機置場と配管を再計画できれば、ぐっと雰囲気が良くなりそうです。ただ、道路際ぎりぎりまで建築されている建物では置き場とルートの確保は容易ではありません。

 

ビルの共用エントランス。色々頑張って演出して頂いているのですが、どうも良い方向に向かっていない感じです。こちらも長年の垢を洗い流してすっきりしたいところです。お施主様から古い図面をお借りして、どういう設計でつくられた建物なのか、現状とどう異なるのか、全体を把握するところから始めます。テナントさんからのご依頼では難しくても、オーナー様からの依頼では可能になることがたくさんあります。