解体工事が始まりました

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京都市左京区の町屋リノベーションの解体工事が始まり、以前はほとんど分からなかった構造体が見えてきました。


壁から昭和15年の新聞が出てきて驚き。


予想どおり、新築当初の黒いものと、増改築された白いものが混ざっています。途中で間取りを変えたためか、かなり複雑な骨組みになっており、一部危険な箇所もあります。設計を進める前に、全ての柱梁の径や継手位置を実測して構造を整理し、補強方法を考える必要がありそうです。

町家リノベーションのプレゼン

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京都市左京区の町屋リノベーション。ファーストプレゼンテーション案が出来ました。町家にしては間口が広めの建物ですが、大家族で生活する予定なのでスペースの確保に苦戦しました。

 


6台停められる駐輪場。これだけでかなりのスペースを消費します。コンパクトサイズの平面ラックを使って何とかクリアできました。


こどものブースは2段式にして、寝台列車的に。

 


階段の反対側は長細い空間を十分に活用したファミリークローゼット。


脱衣~洗濯機~クローゼット~物干し場、のスムーズな家事動線。


2階は大きなLDK。少し段差を設けながら階段の周りを回遊できるプラン。階段上のトップライトから1階へも日が射す設計。


家族の居間。右側はダイニングとしても利用できる畳の小上がり。左側はワークスペースとキッチン。


本を読みながらゴロゴロできる居間。


ロフトからの見下ろし。


外観。元の玄関ドアを撤去して、ガラスブロックを嵌めようと計画しています。

スケルトン・インフィル町家の実測

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京都市左京区から連棟町家の改修のご相談を頂き、さっそく実測に伺いました。戦前の建物らしいのですが床・壁・天井に化粧ベニヤが貼られていて構造体が全然見えません。普段、町家の実測では古い柱・梁の間隔から新築当初の設計者(大工棟梁)の頭の中を推理するので、これは強敵です。

少しベニヤを剥がして調べると、どうも連棟の界壁と屋根だけ残して、内部は骨組みごと換装されている雰囲気です。コンクリート造のマンションのように大きな構造体(スケルトン)の中に居住スペース(インフィル)が入れ子構造に収まっています。とはいえ界壁の土壁は既に朽ちていて、後から加えたインフィルが建物全体を構造的に支えているようだし・・・不思議です。

 

和室には柱らしきものがありますが、構造柱なのか付け柱なのか、容易に見分けがつきません。ローラー作戦で全箇所計測し、図面化しながら新築時やリフォーム時の痕跡を探っていきます。