町屋の解体調査

Posted カテゴリー: '16-奈良市H邸


少し前になりますが、町屋リノベ現場で工務店さんと調査を行いました。偶然、奈良市内は今年一番の積雪。庭の梅は満開ですが、雪がどんどん積もっていきます。

 

耐震診断にあたって梁の位置や寸法が分からないと計算出来ないので、今まで不明だった部分を解体しながら調査していきます。やっぱり素人と工務店さんでは手際が全然違いますね。貴重なデータをたくさんとることができました。ありがとうございます。

 

何と屋根裏にも雪が!・・・これは埃がフラッシュで反射したもの。古屋の屋根裏は長年の土埃が降り積もっているのでマスク必携です。天井板は一部新しい材が使われているので、途中で一度屋根の葺き替え工事を行っていたことが分かりました。

町屋と格闘中。

Posted コメントするカテゴリー: '16-奈良市H邸


奈良市の町屋リノベ。設計開始に先立ち構造調査を行いました。建物の骨組みを明らかにするためには、室内に見えていない屋根裏や床下を覗く必要があります。何十年もの間、誰の目にもふれていない屋根裏を覗く瞬間は、いつもドキドキ。。。

 

1階と2階の隙間です(1階天井裏)。大きな梁が見えます。その上に荒板を張って、2階の畳を敷いています。幅広の荒板はなかなか雰囲気があってそのままフローリング代わりに使えそうです。

 

床下。町屋お決まりの玉石基礎です。地面と建物をガチガチに緊結する現代の構法と比べると極めて原始的ですが、わざと地面と建物の縁を切って、地震が来た時に上物全体が基礎からずれるだけ、という先人の知恵もそれはそれで一理あります。

 

屋根裏を覗くと、高い吹抜け空間に黒くすすけた漆喰壁。かつての火袋のあとです。予測していた通りになっていて感激。これは是非復活させたい空間です。

すっかり埃と蜘蛛の巣まみれになりましたが、設計に必要なデータがたくさん得られました。町屋のリノベでは図面が一切ないことがほとんどなので、誰かが建物を測って図面に起こす必要があります。特に我々設計事務所の仕事の進め方では、設計が終わってから工務店に見積を依頼するので、設計前に詳細なデータを得るためには、工務店ではなく設計者が現場に入って建物を調査するしか方法がありません。手間はかかりますが、昔の生活感や、新築時の棟梁が何を考えていたか、など古い建物と向き合うことで初めて分かることもたくさんあります。

ファーストプレゼン

Posted カテゴリー: '16-奈良市H邸

大阪・奈良・建築・設計事務所・建築家・山本嘉寛・住宅・新築・戸建て・リフォーム・リノベーション・定期報告

奈良市内に残る町屋のリノベーションです。外部は増築で付け加えられたファサードを除去して町屋の佇まいを復元、内部は特に「和風」にはこだわらず古い材料が醸し出す雰囲気を楽しめる空間を目指しています。車の通行の多い道路側は格子のダブルスキンでアプローチと自転車置き場として利用しながら、その奥に水周りを収めたハコを置いてプライバシー・通風・換気経路を確保、建物を調査する中で見えてきた大きな屋根裏スペースを吹抜に変更して階段を設置、母屋から張り出した部分は広めのデッキに変更する計画です。

町屋調査

Posted カテゴリー: '16-奈良市H邸

奈良市内から戸建てリノベのご相談を頂き、調査に伺いました。築70年。過去数回の増改築で原型をとどめていない部分もありますが、なかなか趣のある町屋です。ファサードの修景や設備の更新を行いつつ、古い素材や家具を生かした住まいを目指します。

 

天井板をずらして屋根の骨組みを確認。大きな丸太の梁が見えますね。