12面体スピーカー

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王寺町の住宅で検討中のスピーカーを視聴するため、奈良市にあるsonihouseさんへ伺いました。

 

ソファに座ってスピーカーの響きを視聴させて頂きました。細部までくっきり聴こえるスピーカーから流れる音に聞き耳を立てていると、普段は分からないような演奏者の息遣いやノイズが次第に浮かび上がってきます。照明のない真っ暗な山奥で夜星を眺める感覚に近いでしょうか。最近はmp3のスカスカ音楽にすっかり馴染んでしまっているので、何だか心が洗われるような体験でした。

住宅の音響設計では、スピーカーを置く位置や台数、床への接し方、室内の床・壁・天井仕上げにシビアな注文が出ることが多く、さらに室内のある一箇所で聞くとベストに聞こえる、というセッティングを目指すことが当たり前になっているように思います。しかし実際、家全体を音響に最適化した建材でくるむことはほぼ不可能ですし、建物の中で人間は動き回りますので、じっと一箇所に座っている時だけ実力を発揮する音響設備ではいくら音が良くても生活の一部分にはなりません。

その点、このスピーカーのような無指向性のスピーカー(多面体の各面から音が放出される)は、空間全体に音を届けられる仕組みによって(もちろんベストな立ち位置はありますが)片側のスピーカーに近づいたり、遠くに離れてみたりしても急にバランスが崩れることがなく、音楽が人間の生活に無理のない形で寄り添ってくるような幸せな関係性があって、住空間には大変適しているように思われました。

 

ちなみにsonihouseさんの外観。なんだか料理屋のような佇まい。聞けばなるほど、お寿司屋さんだった建物をリノベしているそうです。和な感じは割り切ってそのまま残しているのが今時ですね。

第2案

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奈良県王寺町の住宅。第2案の模型です。水廻りの上を利用したロフトをつくり、2階建てを斜面に沿ってずらした3層構造になりました。

さらにお施主様と打ち合わせしながら設計を進めています。どんどん中身が濃くなって、間取りの無駄が省かれていきます。今月からいよいよ実施設計です。

奈良県王寺町T邸・計画案

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北向き斜面地の住宅計画。お施主様にファーストプレゼンを行いました。敷地の中で高低差が4Mあるので、道路側からは平屋、反対側からは2階建てに見えます。


カーブの続く下り坂に面する敷地にお施主様とご友人、合わせて4台分の駐車スペースのご要望。既製品の大型アルミカーポートは高価、かつ家のファサード(正面)を台無しにしてしまうので、建築で何とか解決できないかと考えました。実際現地で駐車してみるとバックで停めにくい敷地であることも分かり、大きな庇をせり出して、普段はある程度自由に停めて頂ける形を提案しました。

敷地俯瞰。北向き斜面は採光の取り方に工夫が必要です。今回はトップライトをたくさん空けて、光を取り入れています。

内部。コンター(等高線)に添わせて大きな階段があります。単なる昇降の動作だけではなく、読書をしたり、寝転んだり、映画を見たり、室内ですが丘の斜面に佇んでいるような空間になれば良いと思います。斜面を掘削する体積を最小限に抑えることでローコスト化にも役立つ計算です。

上階平面。水廻りは道路の排水管高さとの兼ね合いにより、上階に計画しています。

断面。子供部屋の建具は全て戸袋に引き込んで、大きな階段と一体的に利用できます。

ななめ敷地の調査

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奈良県王寺町から新築住宅のご相談を頂き、調査に伺いました。前面道路から敷地が3Mほど下がった特徴的な敷地です。ハウスメーカーや工務店ではコンクリートで1層分嵩上げしてその上に2階建てをつくるしか方法がないため、こういった敷地は敬遠されますが、私たちにとっては色々なプランやアイデアが浮かびやすい大変魅力的な敷地です。自然の斜面地ではがけ崩れの心配もありますが、今回は新しい造成地なのでその心配もなし。さて、どんな計画にしましょうか。