構造補強の検討中

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複数回の調査の結果、いろいろと問題点が見えてきた奈良市U邸。構造設計者さんに現地を見ていただきました。工務店さんにも同席していただき、どのような補強方法が適しているか、施工面からも意見を伺います。

 

 

補強方法は「あと何年残したいのか」がひとつの目安となります。長年引き継がれてきた家なので、これから先も住み継がれるようにしたい。念入りに現状を確認しながら方針を固めていきます。

古家は解体すればするほど問題が見えてきます。

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奈良市U邸。工務店さんに所々解体して頂いたので、今まで見えなかった部分を調べやすくなりました。

 

床下。トタン板一枚で外部と通々です。さすがにこのまま放置する訳にはいきません。また、古い日本家屋は石の上に柱が乗っかっているだけの簡素な造りなので、基礎周りの耐震補強が非常に大きな課題です。今回も軟弱な基礎周りをどう補強していくか、悩みどころです。

 

土壁も長年の雨漏りで湿気を吸って大きく膨らんでおります。できればそのまま生かしたいところでしたが放置すると危険な状態です。うーん、困りました。

屋根裏の調査

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まだまだ続く町家調査。この家はしばらく空き家だったので、ものすごい埃です。とうとう自ら現場スーツに完全武装・・・。天井板をノコギリでカットして屋根裏を調べます。天井裏には電気配線が通っていることが多いので、作業は慎重に行っていきます。

 

雪のように降り積もった埃の先に竹小舞と大きな丸太梁が見えます。クネクネと曲がる木材を適材適所に組み合わせた屋根架構は何度見ても感心しますね。今回も泥と埃にまみれたおかげで貴重なデータが得られました。

ファーストプレゼン

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奈良の町屋リノベーション。プレゼン案が出来ました。町屋の改修では、古い雰囲気を生かしつつ、現代的な生活を送れる住まいをいかに実現するか、が大きな課題です。断熱性能を高めるために内側に断熱材を付加すると、その内側にプラスターボード等を貼って仕上げを行うこととなり、せっかくの古い素材感を生かすことができません。かといって全面外断熱にするにはコストがかかりすぎます。

 

今回は外壁面をそのままにしてシビアな断熱性・気密性は求めず、半間内側に入った部分を居室空間として囲うことで建物を魔法瓶化し、かつ回遊性のある通り庭や縁側といった町屋ならではの半屋外空間を生み出しています。

さらに新設する壁面を利用して耐震補強を行うことで、より長く・快適に暮らせる住まいを目指しています。

町屋調査

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前回調査した物件は諸事情により断念。奈良市内にある別の町屋のリノベーションを行うこととなりました。大正期に建てられた町屋は数年間空き家だったのでかなり痛みが目立ちますが、間口が広く、採光の条件も良好です。建物の図面が全くない状態なので、リノベを進めるにあたってまずは現況図を起こすところからスタートすることになりました。