ビフォーアフターまとめ

Posted カテゴリー: '10-12Hapshuu

 

五條市のHapshuu。いくつか匠の技が光っております。2Fの無垢板カウンターは、実は外壁にへばりついていた以前の看板です。

 

一度工務店に取外してもらい、工場でかんな掛けして必要な寸法にカット、再び現場に輸送して取り付けています。無垢板カウンターはなかなか値が張るので、手間はかかりましたがこれは良いアイデアでした。

 

元々2Fからロフトへ上がる階段があったんですが、大きくて客席の邪魔なので現場で一度ばらして半分の幅にカットし、再度組み立ててもらいました。今はいい感じに小物類が並んでいます。もはやディスプレイ用に作りつけたかのような。

 

 

放置され死んでいた建物や部材がこうやって元気を取り戻し、第二の人生を歩んでいるところを見ると、設計者として少しは社会のお役にたてたかなと思います。

 

 

見積りにあたって現地説明会を行ないました

Posted カテゴリー: '12-15Cafe Franz Kafka


実施設計がUPしたので見積に参加して頂く工務店さん方を集めて現場説明会を行いました。リフォーム・リノベーション工事では図面だけで見積もりを行なうのではなく、建物や敷地、設備の状況など、直接現地を工務店さんに見ていただいたほうが無難です。

秋の連休とあって奈良町はすごい人手。近所のカフェの前では長蛇の列が道路を塞いでいるほどでした。今回の店舗も元興寺のすぐ傍なので、集客は期待できそうです。

本を手掛かりにデザインする。

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お施主さまからデザインの手がかりにと教えて頂いた一冊の本。建築の雑誌からイメージを伺うことは多いですが、文字だけの本をお題に頂いたのははじめてです。

鞄はただそこにあるだけで、どこか遠くと結ばれている。鞄が人を遠くへ誘うのだ。 口を開けた鞄にのまれ、それで見知らぬ旅へと出発できればこれ以上のことはない。(クラフト・エヴィング商會 「アナ・トレントの鞄」)

 

奈良町。かつて軒を並べた商家の多くは失われ、もう地図上に存在しない町。その片隅に、どこかで誰かが使っていた遺物を蒐集するカフェをつくるなら、旅の行商人が珍しい品々を詰め込む「鞄」のような容れ物が相応しい。

 


古今東西の品々を整然と収納できるよう極めて機能的に。客先で開けば陳列棚に早変わりするよう極めて装飾的に。その「鞄」だって、いつどこで、誰の手でつくられたのか分からない。失われた街にある失われたカフェ。人はその「鞄」に呑まれて時間と空間の旅に出る。

 


・・・そんなカフェをつくりたくなりました。