建物を接ぐ

Posted カテゴリー: '17-昭和小路の長屋

六原の長屋。外壁の修繕中。痛みが激しかった外壁を新しい杉板に張替えました。既存の柱や建具の間にすっきり収まっております。今はいかにも新品という感じですが、塗装すれば他の箇所と馴染んできます。

 

丸柱の足元が腐朽していたので、新しいものと交換。古民家のリノベでは古くなった柱の足元の処理が毎回の課題です。柱が受け持っている荷重が大きかったり、2階まで通った長い柱の場合は簡単に交換できないこともあります。

 

着々と工事が進む2階。三角屋根の形に天井を上げて気積を大きくしています。右側の土壁部分は通り庭の吹抜。今回工事で復活させました。

 

 

 

かみ添さんのふすま紙

Posted カテゴリー: '16-奈良市K邸

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後ほど。と言いながらすっかりご紹介が遅くなってしまった、かみ添さんのふすま紙。完成の様子です。

 

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和室側はランダムな水玉模様。かわいい中にも客間として使える清廉さを備えた部屋になりました。ほのかな煌きが写真では分かり難くて残念。

 

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壁の腰張りは紺色の湊紙。畳縁は錆色。

 

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隣のギャラリーは鹿児島睦さんのオリジナル意匠を刷ったふすま紙。一転して野趣溢れる雰囲気に。骨董品・美術品とも良く共鳴しそうな空間になりました。ちなみにこれはざくろの意匠なのだそうです。

 

 

電気打合せ

Posted カテゴリー: '17-昭和小路の長屋

六原の長屋現場。電気屋さんと配線ルートやスイッチ・コンセント位置の打合せ。古い日本家屋は土壁と柱梁で出来ているので、基本的に電気配線は全て露出となります。どういう風に見せるか・隠すか、細かい部分ですが手を抜けません。図面である程度指示していますが、現場の解体状況を見ながら一つずつ確認していきます。

 

天井に走っている配線と、それを梁に固定している陶器の碍子(ガイシ)。今では安全上の問題から使えません。昭和の町家ならではの雰囲気があるので、回路は遮断してそのまま残します。

 

いつも使っている新金属プレートでは大きく出っ張りすぎるので、今回は昔ながらの小型スイッチを敢えて使います。配線も鋼管では融通が効かないのでブラック色VVFケーブルをステープル留め。結局これが一番潔くて格好良いですね。

 

 

眠れる森の美女の部屋(案)

Posted カテゴリー: '15 Dias+Trust北田辺

ローコストワンルーム賃貸の改修。計画案がまとまり、実現に向けて動き出しました。室内の扉という扉を全部取っ払って、色々なものがヴェールで包まれたような空間を目指します。極めてローコストですが、かなり振り切ったプランになったので出来上がりが楽しみです。

 

 

天蓋のようなベッドルーム。オーナー様からは「眠りの森の美女的な」とコメントを頂きました。そんな雰囲気の部屋になれば大成功。イメージを具現化すべく、ディテールの詰めを行っていきます。

 

 

 

木製の手摺をつくる。

Posted カテゴリー: '16-奈良市K邸■Works

大阪,奈良,建築家,設計事務所,新築,リノベーション,山本嘉寛
奈良市K邸。廻り階段に手摺がなかったので、工事に合わせて新調しました。家の雰囲気的に、鉄製ではなく木製が良いなあと思ったのですが、木製の既製品はいかにも「高齢者対応」という感じでブラケットやジョイント部分が美しくないものばかり。玄関から目立つ階段にはとても使えません。木工所さんにお願いして製作して頂きました。

 

大阪,奈良,建築家,設計事務所,新築,リノベーション,山本嘉寛狙い通り、言われないと気づかないような、さりげない手摺になりました。材はタモです。ブラケットはアイアンの鋳物。

 

 

京町家とトントン葺き

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大阪,奈良,建築家,設計事務所,新築,リノベーション,山本嘉寛
いよいよ解体が始まりました。高度経済成長期以降に加えられたプリント合板や砂壁などを撤去して、元々の町屋の姿に戻していきます。今回は大部分の木製建具を再利用するので、慎重に作業を進めていきます。

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2階も天井板を剥がして、屋根架構を露出します。

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町屋の屋根は普通、骨組みに杉板を貼って、上から土を塗って瓦を載せるのですが、この長屋はなんと杉板ではなく杮(こけら)葺きでした。工務店さんによると、「昔はトントン葺きゆうて結構あったもんや」とのこと。細かい板の隙間から通気が取れて、しかも防水性も確保できるということで、大変優れものだそうです。杮葺に手間をかけて、その代わり重い土を減らして骨組みを細く。さすがは京都。雅な工夫に唸ってしまいました。

ベンチの取り付け

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家具屋さんにお願いしていた特製ベンチが完成。壁ぴったりサイズなので慎重に取り付けていきます。

 

無事に完成。本体はタモ集成材。そして座面は先日お施主様に買い付けて頂いたミナ・ペルホネンのdop柄3色。座面はマジックテープ留めなので、取り外して洗ったり気分によって配置を入れ替えたり出来ます。
 

私たちの事務所では完全作り付けのベンチは初めてです。以前から一度挑戦してみたかったので、ようやく夢が叶いました。勢い余ってクッションも製作。とてもかわいいダイニングになりました。

オープンハウスご来場ありがとうございました。

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先日のオープンハウスにはたくさんの皆様にお越し頂き誠にありがとうございました。心配した雨も上がり、さわやかな気候の中でゆっくりと見て頂くことができたように思います。今回はなんとお施主様も一緒になって来場者の方々をおもてなし。数々の思い入れディテールを語って頂き、本当に設計者冥利に尽きます。

心配した別注品の数々も、カーテンと一部の照明を除いてなんとか間に合いました。写真はお施主様の骨董・美術品を収蔵する予定のギャラリー。ひとまず今回のリノベで採用したサンプルを並べてみました。それなりに価値のあるように見えてくるから不思議です。奥に写っている、かみ添さんの襖紙についてはまた後ほど。。。

設計検査を行いました。

Posted カテゴリー: '16-奈良市K邸

奈良市の戸建てリノベーション。工事がほぼ終了し、設計検査を行いました。全体的に作りこんだ箇所が多いので、感慨ひとしおです。

 

不具合箇所には紙テープで印をして、工務店さんに是正して頂きます。完璧な状態になるまで何度でも!というところですが、工業製品でつくる住宅と違って、大工や左官の職人さんがつくる住宅には微妙な凹凸やムラが必ずあります。そういう手作業の跡は温かみであったり、味であったり、むしろ職人さん達の想いの結晶とポジティブに捉えて、生活する上で危険な部分や不都合がある部分(木材のササクレや扉の戸当りなど)を重点的に検査していきます。

※11/11にオープンハウスを行います。ご案内はこちら。