10×10の家 10×10 House

40坪の一般的な住宅地で、シンプルで無駄の無い建築でありながらいかに多様な空間や場面を展開できるか、という事をコンセプトとした住宅です。建物を出来る限り敷地いっぱいに建てることにより、建築と隣地塀との間のありがちなデッドなスペースを省くと共に、小さな住宅ながら2つの中庭を確保し、内部に光と風を供給します。10M×10Mの正方形のボリュームを3×4=12のピースに分節し、内部と外部、閉じた空間と開いた空間を散りばめて配置することにより様々な性格をもつ場所が形成されています。2つの中庭とそれを取り巻く居室は、パブリックな領域と、プライベートな領域に緩やかに分節され、サッシュを開け放てば中庭1、居室3、中庭2に至る空間を一つの大きな外部空間として使うことも可能です。限られた空間を有効に使いきるために押入れ状の小さなスペースは省き、代わりに4~5状の閉じた空間を配置することで単なる収納空間を超えて、書斎や趣味室、ゲストルームなど様々な用途にフレキシブルに対応できるような設えとしました。