函の家 Hako House

 
開発業者が土地と建築を抱き合わせで販売する、いわゆる「建築条件付き」物件。施主さまは何とかデザインの良い建物をつくれないかと相談に来られました。大量生産の建売住宅しか作ったことがない業者にでも施工出来て、業者指定の材料を用いて、限られた予算で、時間で、床面積で。様々な制限の中、施主さまと一緒にあれこれ悩みながら作り上げたプランは無駄なスペースを省きながらも色々なスペースや動線の展開がある、豊かな住宅になりました。外観は白い立方体にまとめ、往来の多い前面道路側は閉じることで寡黙な表情を作り出しています。内部は吹き抜けのある大きなLDKから諸室へ直接アクセスする間取りとして、家族が一つの空間に「居る」感覚を大事に設計しました。