紅松庵

Posted カテゴリー: 和歌山

和歌山市で夕方から用事があるので、早めに乗り込んでどこか見に行こうということになりました。駅から徒歩で行ける距離で、一同誰も行ったことがない和歌山城の庭園を散策に。芝生の広場では何やら盛り上がっていて、重低音のヒップホップが鳴り響いています。すごく自由なお城のようです。

鳶魚閣と御橋廊下。お堀でカヌーを漕いでいる人がいてさらに度肝を抜かれます。すごいな和歌山城。なんて自由な。

 

お目当ての紅松庵。「松」は松下幸之助さんの松。和歌山出身なんだそうです。全国に◯松庵という茶室を寄進していて、四天王寺にもあるらしい。今度行かねば。

 

手を伸ばせば屋根を撮れるぐらい低い庇。美しいコーナー処理。雨樋なし。

 

建築:中村外二氏、庭:川崎幸次郎氏。名匠の芸。

 

お庭には入れず。残念。

 

内部。立礼席。Produced by Panasonicで照明・冷暖房完備。快適ですが、やっぱりお茶席は設備なしのほうが好み。

 

網代と一体化した吹き出し口。芸が細かいですねえ。

 

お菓子とお抹茶。ガラスの器で涼しげ。でもBGMは外から響いてくる重低音。

 

嗚呼、渓流のひびき・・・。

 

後で調べると、ちょうど天守閣再建60周年の企画で、アウトドアのフェスが行われていたのでした。リアル「今日はなんと年に一度の町のお祭りでした」。和歌山城はいつもこんなに自由なのかとドキドキしました。それはそれで、お茶席もタイアップするぐらい振り切って欲しかったyo!

大阪の建築めぐり:無印良品堺北花田店

Posted カテゴリー: 大阪

先日リニューアルしたイオンモール堺北花田の無印良品。日本初、どころか世界初の店舗だということで、早速見に行ってきました。

一部界隈では有名な可動棚が浮かんでいます。IKEAばりの広大な売り場面積もさることながら・・・

何と野菜や肉や魚を売っています。スーパーマーケットが融合した無印良品なんです。これは想像以上に不思議でエキサイティングな空間体験でした。

板張りの冷蔵ケース。雑然としがちなスーパーも、デザインの力でここまで変わるのかという感じです。(絵では分かりませんが、店内のBGMは無印良品のアレです。)

こういう内装をデザインすること自体は可能でも、多種多様な物品や情報が飛び交うスーパーでは、運用する側が相当ストイックにデザインコードを守らないと、派手なチラシが張り付いたり、在庫を山積みしたり、イージーリスニング化したJ-POPやダミ声の掛け声を流したりする事になってしまいます。店員のファッションを統一することも容易ではありません。もちろん商品自体のクオリティや紐付けられたストーリーの裏付けがないと、いくら見た目を頑張っても空回り。これは無印良品でないと実現出来ない奇蹟的な光景だと思います。めくるめく無印ワンダーランド。

一部界隈では有名なロング屋台。イートインスペースとして活用されています。他にもビュッフェがあったり、飲食部門がかなり充実しています。個人的には、気軽に買えるドリンク類にインスタ映えする目玉商品があれば更に嬉しいだろうな、と思いました。

まだ無印良品が珍しかった、あの頃のワクワク感を存分に楽しめるお店です。近隣の方は是非一度どうぞ。(連休中はものすごい人出だと思いますが・・・)

兵庫の建築めぐり:六甲の集合住宅

Posted カテゴリー: 兵庫

寒い寒い六甲山に毎週上った大学の後期授業も、なんとか無事に終了しました。時間と気持ちの余裕が出来たので、ずっと気になっていたお隣の集合住宅を見学に。一番ふもとにあるのが第Ⅰ期。さすがに原型というか、デザインの密度をひしひし感じることが出来てとても良いですね。そして予想以上のガケ感。

 

その右手が第Ⅱ期。ちょっとテイストが違いますね。

 

第Ⅱ期のメインエントランス。中央に写っているハコがオートロックのセキュリティチェック。そこを抜けると禅寺のような階段が。

 

 

一段上の基壇に建つ、巨大な第Ⅲ期。

 

 

裏手も格好よい第Ⅲ期。

 

ちなみに第Ⅰ期から少し離れたところに見えるアール壁のビル群。違う設計者かなぁと思ったんですが、これが第Ⅳ期なんだそうです。

 

六甲に来るのはまた半年後。今年度の経験を生かして、さらに質・量の充実した授業にしたいと思います。

奈良町にぎわいの家

Posted カテゴリー: 奈良

打合せと打合せの合間にひょっこりと時間ができたので、奈良町にぎわいの家に寄りました。
大正期に建てられた町家で、建設当時の姿をできるだけ復元しているとのこと。坪庭と南北に伸びるお庭の存在が建物全体に風情を添えています。町家の特徴を持っている建物ですが、お庭とお部屋の関係が丁寧に作られているので飽きることがありませんでした。10分じゃ全然足りなかった。
無料で一般公開されているので、今度はたっぷり時間があるときに行きたいと思います。みなさまもぜひ。

東京にて2017

Posted カテゴリー: 東京

授賞式に出席するため2年ぶりに東京へ。今年は浅草・両国・清澄白河・・・と下町を中心にめぐりました。この辺りに来るのは中学の修学旅行以来です。


ブルーボトルコーヒー清澄白河
何でも来年京都にも出来るそうですが、一応お約束的に。コーヒーは思ってたより美味しかったです。


清澄の家
隅田川に面した集合住宅。繊細なルーバーのディテールをしげしげと。


辰巳アパートメント
門前仲町の駅近く。数年前SD展で見てとても印象に残っていた集合住宅。今時このペンシル感はすばらしい。どうでもよいですが、門前仲町はモンナカと略す、と在住している後輩に教えてもらいました。


すみだ北斎美術館
北上して両国界隈。難しい斜め処理も破綻無くシャープに納まっていました。展示は割とコンパクトですが楽しめました。


ヨシダ印刷
エキスパンドメタル鎧張り。鬼ディテール。


吉良邸跡
番外編。墨田区は町に歴史が息づいていて京都大阪に近い感覚ですね。浪士の一人、赤埴源蔵の遠縁であるらしき話を聞いて育ったやまもととしては、ここは外せません。屋敷の大きさを確認して、なるほどなぁ~と妙な感慨。

 


浅草寺
生まれてはじめて来ました。伽藍は戦災で消失しているのでRC造だったりしますが、それなりに良い雰囲気。おびただしい数の観光客でした。


浅草文化観光センター
雷門の向かいにある観光案内所。新旧渾然一体となった町並みの中で、現代の素材・構法を用いながら何となく和な雰囲気を醸し出す辺りが「和の大家」たる所以でしょうか。どうでもよいですが、この日はハメコミ合成のような快晴でした。


国立新美術館
一気に乃木坂へワープして新美術館。写真で見た感じではバブリーな感じがして好きではなかったんですが、実際訪れると非常に明快にプランニングされていて納得でした。常設展示がないので、デザインは展示室以外のスペースに注力したということでしょう。

 


安藤忠雄展
新美術館のお目当ては大人気のこちら。ちょうどよいタイミングで東京に来れてラッキーでした。展示を見てまわると、あれも行ったなあ、これも行ったなぁ、と懐かしい気持ちになります。1/1サイズの光の教会は素晴らしい出来で大満足。(写真はあえて逆方向を)

 

BOOK AND BED TOKYO 池袋
今進めている奈良のゲストハウスの参考に。本棚の中にベッドがあるゲストハウス。就寝スペースや洗面所の設えなど、とても参考になりました。

 


そして今回の目的、高輪でNISCの授賞式と懇親会。壮大な演出にびっくり。青木先生、千葉先生から拙作をお褒め頂き、感激でした。

 


羽田空港国際線ターミナル商業ゾーン
わざわざここを見るために帰りは飛行機で。映画村的な商業ゾーンを本気で京都の数奇屋大工と建築家がつくるというコンセプト。さすがに大きな荷物を持った人が行き交うためか、木材が結構傷付いてきているようでした。それも本物の味ということで許容されるのか、今後が気になります。

 

今回は東京で活躍している先輩・後輩たちと久方ぶりに会う機会にもなって、大満足の東京旅行となりました。また呼んで頂けるよう、コツコツと日々の業務を積み重ねたいと思います。

 

京都の建築めぐり:みずのき美術館

Posted カテゴリー: 京都

亀岡市。古い家屋をコンバージョンしたアール・ブリュットの小さな美術館。

 

元々理髪店だったそうで、その名残りが残っています。ドアのフォントも歴史を踏襲していて素晴らしい。


開くんですね。

 

謎めいた建具のディテール。ドアハンドル・丁番は一切見えません。


2F。


町家ですが、地下に降りる階段が。

シンプルなコンバージョンですが、地下室があったり、エレベーターが付いていたり、なかなか手が込んでいるなあという印象でした。

京都の建築めぐり:旧トタンとレストランとガソリンスタンド

Posted カテゴリー: 京都


亀岡市の幹線道路沿いに建つ、元複合建築。模型をそのまま大きくしたような建物です。当時としては非常に新しい。

 


昔は手前側がガソリンスタンドだったんですが、切り離されて無くなっています。

 


今は隣にある亀岡市役所の別館として使われているようです。解体されなくて良かったね。

 


とはいえ、いかにも公共建築然とした外構が痛々しい。

京都の建築めぐり:園部SDオフィス

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南丹市園部町。土建会社の社屋。学生の時に見に来て以来、久方ぶりに通りかかったので撮影。高速道路の影響か、昔のイメージよりずいぶん周りに建物が増えたような感じです。

 


鉄骨は記憶よりもクリーム色。塗装が良い状態なので、一度塗り替えたのかもしれません。

 


何の変哲もない四角い建物、と言えばそれまでなんですが、随所にたまらない魅力があります。許されるなら一日中貼り付いていたい位です。。。

 


どこから見ても絵になります。本当に美しい。

 

京都科学・開発センターは解体されてしまいましたが、是非この建物には永く残ってほしいものです。

兵庫の建築めぐり:圓教寺

Posted カテゴリー: 兵庫

姫路に行ったついでに、前々から気になっていた書写山圓教寺へ。天台宗別格本山。西国二十七番札所。

 

かなり険しい山の斜面一帯に伽藍が広がっています。境内へは下界からロープウェイと送迎バス(というか車)で。

 

掛け造りが見事な摩尼殿。創建は970年ですが、現存する建物は1933年築で設計はなんと武田五一。往年の巨匠たちはコンクリート造も寺社も設計してしまうのがすごいところ。

 

 

 

摩尼殿を抜けて巨木の生い茂る森を抜けると、3つの巨大な建物が現れます。左:常行堂、正面:食堂、右:大講堂。

 

常行堂。かなりスケールアウトした存在感。とにかく、でかい。

 

大講堂。

 

お目当ての食堂(じきどう)。映画ラストサムライや大河ドラマ武蔵、軍師官兵衛、その他諸々の撮影で使われた建物です。二階建の食堂は他に類を見ない形式。1174年築の重要文化財ですが、内部は展示館になっていて無料で入れます。


圧巻の縁側。ここは古いもの以外全く目に入らないので、時代もののロケ地としては最適ですね。

食堂二階裏手。

 

巨大な建築物がこれだけまとまって残っている寺院は、奈良以外ではかなり希少です。都から遠く離れた山の上なので戦火を逃れたのでしょう。にしてもこれだけの資材を運び込む技術と労力には想像が追いつきません。

京都の建築めぐり:Fortune Garden Kyoto(島津製作所旧本社ビル)

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「関西建築界の父」武田五一が設計監修した京都市役所。その北隣にある同氏設計監修のレトロビル。結婚式場とカフェにコンバージョンされています。午後からの市役所協議の前に腹ごしらえ。

 

 

個人的に、良い建築とおいしい料理が両方楽しめるスポットが一番満足度が高いのでした。ごちそうさまです。

京都の建築めぐり:俄ビル

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最近京都方面に出かけることが多いので、久々に市内の建築をいくつか見て廻りました。

 


ルーバーのピッチが細かくてほとんど中がうかがい知れません。裏手?と思うぐらい寡黙な表情。夜はどうなるのか気になります。

 


俄はNIWAKAと読むんですね。

京都の建築めぐり:Aesop河原町店

Posted カテゴリー: 京都


河原町にあるAesopに行ってきました。綺麗なグリーンが目を引きます。


窓枠が、絵画用の額縁!

 


透明ガラス扉のトイレ。どきどきしますね…。

 


吹抜から見下ろすと、1階からは見えない高さにもグリーンが使われています。全体的にモノトーンの空間ですが、グリーンやゴールドが空間に華を添えていました。(み)

和歌山の建築めぐり:粉河寺

Posted カテゴリー: 和歌山


和歌山県紀の川市。あら川の桃を買うついでに粉河寺へ。西国三十三所第三番札所。

 


まず伽藍の珍しい配置に驚かされます。湾曲した川の岸に沿って色々な建物がずらっと並んでいます。この敷地の読み方は素晴らしい。

 


何ですかこれは??

 


今回のお目当て。伝・上田宗箇作の粉河寺庭園。ゴツゴツした石がザクザクささったワイルド庭園です。その隙間から棕櫚など南国っぽい植物がニョキニョキ。和歌山の強い日差しには京風の枯山水よりこういう風情のほうが似合う気がします。ただ、人工木材の柵が何とも残念。

 


境内まで土足OK。

 

 


この辺りの細工は江戸期の建物らしい繊細な雰囲気もありつつ。

 

埋め木はやっぱりザクザク。

 

ものすごい暑さでしたが、さすがの名刹。見所満載で長居してしまいました。

奈良の建築めぐり:東大寺大湯屋

Posted カテゴリー: 奈良


特別公開されている東大寺大湯屋を見学しました。大仏殿の裏手にひっそり佇む建物。今まで非公開だったので、大変貴重な機会です。

 


珍しい重要文化材の湯船(鉄製)。この中に入るのではなく、湯を溜めて、掬って掛け湯をしていたそうです。サウナと説明されている資料もありますが、ちょっと違うようです。「掛け湯=湯屋」「サウナ=空風呂」と教えて頂きました。

 


外から見て二階建てに見える部分はトップライトのような形になっていました。湯気が抜けるような仕組みでしょうか。

僧侶だけでなく、近くの住民にも開放されていたというこの湯屋。テルマエロマエよろしく、平たい顔族(日本人)の風呂に対する飽くなき欲求には脱帽します。

大阪の建築めぐり:枚方T-SITE

Posted カテゴリー: 大阪


現場の帰りに立ち寄りました。京阪電車からチラッと見ていましたが、訪れるのははじめて。蔦屋書店と、飲食店、物販店、銀行などのコンプレックスです。

 

 

 

 

何と言っても見せ場は大きな本棚のある吹き抜け。大きなカーテンは残念ながら袖に纏められていましたが、大変インスタ映えする空間でした。

奈良の建築めぐり:コフフン

Posted カテゴリー: 奈良


奈良県天理市。今年の春に駅前にオープンした施設、「コフフン」に行ってきました。

 


ふわふわコフン。

 


すりばちコフン。

 


こちらがメイン棟(残念ながら上には登れません)。

 


メイン棟内部。カフェ、というより割とガッツリ系。

 

 


ほうじ茶かき氷頂きました。最近流行りのエスプーマ。

 


サイン計画は流石の技。

 

 


家具や什器も抜かりなくコンセプトを踏襲。

 


レトロ感溢れる商店街も何となくカッコよくなろうと背伸び中。多くの人に楽しく使われている様子が非常に素晴らしいと思いました。駅前にあって駐車場が90分まで無料というシステムも、子供連れには非常にありがたいサービス。これを起爆剤に街が変わっていけば良いですね。

⇒ホームページもかわいいコフフン

滋賀の建築めぐり:ラコリーナ近江八幡

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休日を利用して近江八幡までお出かけしました。近江八幡は新旧いろいろな建築が楽しめる稀有な町ですが、今回のお目当ては数年前に出来た「たねや」「クラブ・ハリエ」の旗艦店、ラコリーナ近江八幡。平日にも関わらず行列の出来る人気です。客層も若い人から年配層まで様々。みんなお菓子大好きですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

独特な建築と広大な敷地に圧倒されましたが、まだまだ奥のほうに拡張中と知って更に驚きました。お菓子パワー恐るべし。。。