上棟!

良く晴れた大安の日に上棟しました!クレーン車も出動して、一日で一気に屋根の骨組みまでつくってしまいます。

 

地上で組み立てた垂木をクレーン車に固定して

 

電線よりも高く吊り上げていきました!

 

電線をまたいでパーツを降ろし、屋根上で待機している大工さんに渡します。

普段より大人数で作業を進めていくため、あっという間に建ち上がりました!

 

 

無事に上棟して一安心。作業完了後、お施主さま・工務店・私たちで上棟式を行いました。

 

基礎のコンクリート打設完了

配筋検査からすっかり時間が空いてしまいましたが、大阪市I邸の現場の続きです。基礎のコンクリート打設を行い、養生期間を経て、基礎が完成しました。上棟に向けて、パッキンと土台を施工しています。

床下スペースが小さいため、メンテナンス性を考慮して建物の外側から配管を引き込むことになりました。

鈑金打合せ

大阪市都島区の住宅。今回は屋根・外壁とも、ガルバリウム鋼板竪ハゼ葺きとする予定です。既製品ではなく、現場でガルバリウム板を曲げて製作するため、色々と工夫が必要です。工務店・鈑金屋さんと実際のサンプルを見ながら検討会議を行いました。

 

 

できるだけ薄く・細く、という意匠上の希望と、技術的に職人が加工できるのかどうか、雨漏りの恐れがないかどうか、という施工上の希望の接点を探します。色々悩みましたが、良いディテールにたどり着きました。あとは実地でイメージどおり収まるかどうか。屋根・外壁の難しいコーナー処理が多い現場なので、施工に向けてさらに細部を詰めていきます。

 

ちなみに「板金」と「鈑金」。最近はもう「鈑」の字はほとんど見かけなくなってきましたが、こういう手作業の金属板加工は、なんとなく昔ながらの「鈑金」がしっくりくる気がして、好んで使っています。

 

配筋検査

大阪市I邸、基礎の配筋検査を行いました。

 

近くでみるとこんな感じです。

底面や型枠側面には、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚さを確保するためにスペーサーが設置されています。

 

図面の通りに施工されているか、鉄筋のピッチも確認します。

 

これは基礎を横断する給水・給湯・排水管のためのスリーブです。

コンクリートを打設する前に必要な箇所に穴を空けておく下準備です。

 

特に問題なく配筋検査を終えて、いよいよコンクリートの打設です。

 

基礎の墨出し

大阪市I邸。D・BOX工法の地盤改良工事が終わり、その上に基礎の下地となるコンクリート(捨てコン)を打設しました。

 

水平に慣らしたコンクリート面に、図面どおり鉄筋の配置や型枠の位置を書いて、墨出しを行っています。

敷地をめいっぱい使った設計のため、隣地境界ぎりぎりです。

 

地盤改良 D・BOX工法

大阪市I邸も着工しました。現在、地盤改良工事を行っています。

 

今回の敷地は地盤調査の結果、地中10m以上の深さまで軟弱地盤が続いていることが分かり、鋼管杭を打ち込む地盤改良工法では費用がかかりすぎることがネックでした。

そこで構造設計の方に相談しながら色々な工法を検討し、D・BOX工法にたどり着きました。この工法は、他の工法に比べて若干安価であることに加えて、振動対策・液状化対策にも効果があり、住宅規模の建築ではまだ採用例が少ないものの、土木工事では広く採用実績があるとのことです。施工にあたってはD・BOXを研究開発したメトリー技術研究所の方に現場指導もお願いしました。

 

施工方法はとてもシンプル。

事前に手配した『透水性を有する特殊な袋』に定量の砕石を投入しD・BOXをつくります。(この特殊な袋にはいろいろな技術が詰まっている(お話もたくさん伺いました!)のですが、長くなってしまうので割愛。)

次に、地面を掘削。

 

掘削した穴にD・BOXを敷設、ランマーで転圧。

 

最後にD・BOXの上に砕石を敷設→ランマーで転圧し、完了です。

 

一般的な地盤改良工事は、なかなか大掛かりな工事となるため時間もそれなりにかかるのですが、この工法だと数日で完了してしまいます。次の日には基礎工事に入れるので、工期の短縮にもなりますね!

 

縮小案の検討

大阪市都島区の新築住宅。2階建てで設計していましたが、準防火地域、事務所兼住戸、二世帯、高齢対応、地盤改良・・・と様々な要因で坪単価が割高になってしまい、減額案を検討しています。お施主様と相談して必要なスペースを絞り、動線を整理し、平屋建てに変更しました。商品の荷下ろしスペースが必要なので防火壁を兼ねた屋根を斜めに張り出しています。

 

庭側はシンプルな切妻。

 

 

解体後の現地に建ってみて、ビルや隣家に囲まれた東・南・西の側面から射す光が思ったより期待できない雰囲気だったので、トップライトから光を取り入れる設計に変更しました。

 

解体工事

都島区の新築計画。既存建物の解体工事も大詰め。敷地の形や大きさが確認できるようになりました。ビルの谷間の細長い敷地に、細長い建物をつくります。

解体工事業界はここのところ大変活況で、数カ月先まで予定がびっしりの会社が多いようです。今回は工務店さんの紹介で割とスムーズに工事を行って頂くことができました。しかし、数年前に比べると随分相場が上がっているようで、お施主様には大きな出費となってしまいました。引き続き、建築工事の予算調整を進めていきます。

 

 

SOLIDOの検討

都島区の新築計画。外壁材に㈱ケイミューのSOLIDOを検討しています。数年前に販売開始されて、最近ではチラホラ施工事例を街で見かけるようになってきました。面白い風合いの素材なのでずっと機会を伺っていたのですが、今回のお施主様のイメージにはぴったりなので是非使いたいと考えています。外装材は長期間の風雨や劣化に耐える性能、防耐火性能が要求されるため、なかなかチャレンジングな素材を使うことが出来ず、選択の幅が限られます。コンクリートの質感があるパネルとしては、おうとくケアセンターで用いたアスロックが代表格ですが、普通の木造住宅で使うには重くて大げさ。建築雑誌では大波スレートやフレキシブルボードを外装材として使う例も見かけますが、汚れや耐久性の面でちょっと不安があります。その点、ケイミューはクボタと松下電工が母体の外装メーカーなので、信頼性は抜群、安心して使えてなおかつ恰好良い、ということで、ケンチクカ住宅の新しい定番になりつつあるように思います。

実際に施工した雰囲気や色のバランスを見るために梅田グランフロントのPanasonicショールームへ。奥の一角にケイミューのブースもあります。(主力は窯業系サイディングやカラーベスト(屋根材)といったごく一般的な住宅建材なので、SOLIDO推しではないです)

 

外装はこのようなヨロイ貼です。フレキシブルボードでも近い雰囲気は実現できますがなかなか施工手間がかかるので、こうやって既製品として販売されていると非常に使いやすい。

 

こちらは内装用。フラットに貼っています。今回は使いませんが、これもなかなかよいですね。

 

コーナー端部。結構強度があるので、木口突き付けでも大丈夫なようです。ますます使いやすい。

 

安定した外装材の大手でありながらチャレンジングな素材を実現したメーカーさんに敬意を表します。本物感のある外装材がもっと増えて欲しいと思います。

都島区I邸・計画案

 


都島区のI邸

大阪市都島区。事務所兼住宅の新築計画です。無くなりつつある小さな町工場や古い倉庫の記憶と、南向きながら三方を建物に囲まれて採光が取り辛い敷地条件から、のこぎり屋根の断面形状としてダイニングキッチンにはハイサイドライトから十分な光を取り入れています。職住近接のため、仕事とプライベートを緩く仕切りながらも回遊性のある間取りとしました。2階は三角屋根を利用した寝室と屋根裏部屋。「倉庫の中に住むような」というお施主様のイメージを手掛かりに、住宅レベルからは少しスケールアウトした大きな架構の中にコンパクトな生活空間を納めています。

都島区で敷地調査

大阪市都島区からご相談を頂き、現地調査に伺いました。この辺りは修行時代によく自転車で走り回っていたので懐かしい雰囲気です。古めの木造家屋が並ぶ街並みの合間にマンションも随分増えたように思います。ご相談は築60年の家屋。新築とリノベーション、両方検討しておられましたが、全体的にかなり痛みが目立つため、新築をおすすめしました。

最近は古い戸建や長屋のリノベーション案件が続く私たちの事務所ですが、再建築不可な場合や文化財としての値打ちがあるような場合でなければ、基本的にはリノベーションより新築のほうがおすすめです。リノベーションでは間取りや建物の計画に制約が多いことに加え、耐震・断熱・気密性の付加や設備配管の更新など、様々な工事が発生するため新築とそれ程変わらない費用が必要になってしまったり、地盤の補強が出来ないため耐震補強の効果が限定的だったりすることがその理由です。

 

建物の裏手には色々な樹木が植わった庭があります。ビルの谷間でもこういった余白スペースがあると生活にゆとりが生まれますね。今回の計画でもどこかに余白のある空間をつくれればと思います。