集合住宅エントランス改修の撮影

投稿日: カテゴリー: '14-21 P京都西院共用部改修

2014年から始まった京都市内のマンション共用部の改修がついに完成し、写真撮影を行いました。カメラマンはいつもお世話になっている山田圭司郎さんです。長い長いプロジェクトだったので感慨深いですが、積もる話はまた写真が出来上がってからということで。

集合玄関ポストのリニューアル。

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集合住宅のポストは、意外とデザインの良い物が少なく、設計者としてはなかなか悩みどころです。オートロックをはさんで外側に投入口、内側に取出口がある、いわゆる「前入れ・後出し」タイプは、まだ比較的スッキリしたデザインのものもありますが、投入口と取出口が同じ側にある「前入れ・前出し」タイプは非常に選択肢が限られます。

ポスタ・デ・ムーロ【サンワカンパニー】
シンプルさを極めた集合ポスト。前入れ前出し、前入れ後ろ出し、両方に対応できる機能性もすばらしい。二重扉になっていて、一枚開けたところに投入口やネームプレートがあります。2014年度グッドデザイン賞。

D-ALL【キョーワナスタ】
こちらもかなりシンプル。ホワイト色のポストはなかなか希少です。ブラックもあります。こちらは2011年度グッドデザイン賞。
他にもいくつかの候補を比較検討して、今回はD-ALLを採用することになりました。

工事前の様子。ごく一般的なポスト。見た目の劣化に加えて、丁番が外れかけている箇所もあり限界の状態。

解体撤去後。工事中の落書きが出てきました。

そして完成。すっかりリニューアル。管理組合さんのご意向で、新築時の定礎板は再利用しています。

床タイル検討中

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タイル選びは、カタログだけでは色味や質感が分からないため必ずサンプルを取って確認します。最初は漠然と色味やサイズから選ぶためたくさん候補があるのですが、一緒に並べて比較するとイメージにしっくりくるものは案外少ないものです。候補が絞れると次はそれをCGに当てはめてみて、実際に大きな面積になったときの感じや他の素材との相性から最終的な一つを決定していきます。

剥落注意。

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京都市内の分譲マンション共用部。何か様子が変です。。

実は壁の石貼りが剥がれて危険な状態。調査すると壁も天井も、石貼り部分がほとんど浮いてしまっていることが判明しました。これは至急エントランス全体の修繕が必要です。

屋外のアプローチも痛みが目立つので、危険な状態。
分譲マンションの改修はたくさんの方々の意見調整が必要なので、無難な現状復帰しか行えないことが多いのですが、今回は管理組合の皆様のご理解が得られデザインの提案も行えることになりました。限られた予算の中ですが、安全かつ気持ちのよい空間になるよう、がんばりたいと思います。