セルロースファイバーの施工

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工事が進む奈良市I邸現場。断熱工事を行いました。今回はお施主様のご希望により、「セルロースファイバー」を採用しています。セルロースファイバーは新聞紙等をリサイクルしてつくるエコ断熱材です。私たちの事務所でこの断熱材を採用するのは初めてなので興味津々です。

ボードを貼り付けるのではなく、施工部位を人力でぴちっとマスキングした後で、その中に専用マシンで断熱材を吹きこむ施工法です。そのため、柱梁との隙間が出来ず、高い断熱効果が期待できます。筋交いが入る壁などイレギュラーな部位にも容易に対応できます。

 

密閉性を確保するために、断熱材を施工する前に外壁周りのスイッチ・コンセントや換気ダクト位置を確定しておかねばなりません。後でやり直しがきかないので、そういう面では難易度高めの材料かもしれません(吹付ウレタンフォームもそれは同様です)。

 

床断熱も同じ素材です。フカフカで気持ち良い感じです。以前「愛でる家」で採用した羊毛断熱材もそうでしたが、自然系の断熱材は、なんだかフカフカなものにくるまれる幸せ感があり、町家・古民家との相性も良いように思います。

 

工事が始まりました。

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奈良市の古民家改修現場。階段周りの壁を撤去すると一気に空間の広がりが出てきました。とてもいい感じです。

 

まずは床下の工事から。耐震補強と給排水配管の仕込みを行っています。心配した排水管のルートもうまく確保できました。

 

 

お庭の調査

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奈良市あやめ池の戸建てリノベーション現場。見積もりに目処が立ち、解体工事を進めています。お庭の植栽が荒れ放題なので、今日はお施主さま、ランドスケープデザイナーの松下さんと一緒に現地調査を行って、外構をどういう感じに仕立てるか打ち合わせしました。


鬱蒼とした茂みに分け入って、活用する樹木・伐採する樹木を区分けします。蚊の楽園になっているので大変な状況です。お施主さまが子供の頃に種を植えたイチジクやビワが育っていて、活用することになりました。灯籠や手水鉢も再利用する予定です。

天井裏・床下をみる。

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奈良市あやめ池の古家改修。まだ設計段階ですが、過去の度重なる増改築によって建物に謎が多いため、先行して内部の解体を行っています。天井裏の梁の状況がわかると抜ける柱・移動できる柱が分かるので、プランニングに選択肢が増えます。また、床下の状況によって工事費が大きく変わるので、あらかじめ把握することができれば、工事着手後の余計な追加工事を最小限に抑えることができます。

 

解体前に床下を覗いて分かっていたのですが、今回は古家にも関わらず床下が全てコンクリートで覆われた「ベタ基礎」です。40年ほど前に一度大規模なリフォームを行って、その時に基礎のやり替えも行っているようです。当時はまだベタ基礎が一般的ではない時代なので、割と先進的です。さらに、古い柱梁が残ったままベタ基礎に替えているということは、当初から伝統的な「玉石基礎」ではなく「布基礎」であったことが分かります。戦前の建物で布基礎の例は珍しく、構法の歴史を調べましたが、昭和初期には既に導入している事例もあったようです。

そんな具合で、建物の古い部分と新しい部分の組み合わせ、構法の変遷、新建材が使われているかどうか、など、建物の謎解きをしながら、長年の継ぎ接ぎで複雑に絡み合った条件を整理していきます。

古家の改修プレゼンテーション

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奈良市にある大正時代に建てられた古家の改修計画。お施主様にプレゼンテーションを行いました。

 

大きなお屋敷なので、全部を改修してしまうと大変な費用がかかってしまいます。趣のある和室は修繕に留めて、昭和期にリフォームされたダイニングキッチンを中心に再整備する計画です。

 

増築された水まわりを減築しつつ、間取りに無駄のないように設計し直し、南庭に面して明るい居間をつくります。

 

現在は荒れ放題のお庭も整備して、ウッドデッキをつくってフルオープンな建具で室内とつないで・・・と夢は広がりますが、ご予算の中で何を優先するか、工事のコストバランスを取りながら慎重に進める必要がありそうです。