更の家

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ホームページに「更の家」の竣工写真をUPしました。落ち着いた大人な雰囲気のマンションリノベーションです。スタートから2年近くの歳月がかかりましたが、お施主様と工務店、たくさんのデザイナーさんのご協力により、無事完成できました。ありがとうございます。

http://yyaa.jp/

「更の家」
大阪府北部には建築家 遠藤剛生氏設計のマンションが点在しています。実験的なプランや丘陵地を巧みに利用した住棟構成が現在でも人気ですが、設備の老朽化と現行基準に比べて簡素な断熱性・防音性のため仕様の更新が課題となっています。今回の物件もそんなマンションの一室。階段を中心に回遊性のあるメゾネット住戸が組み合わさった設計です。お施主様は長年愛着を持って住んでこられ、これからも住み続けたいとお考えではあるものの、住み方の変化と修繕の必要性からリノベーションを計画されました。

新たに中古物件を購入する場合と違い、長年住み続けてきた住居のリノベーションでは部屋の配置や動線など使い慣れて変更したくない部分と、常々問題を感じてきた部分とが共存しており、対処療法的な設計が不可欠です。特に建築家が緻密に設計した共同住宅では間取りと構造体を切り離せない場合も多く、よく練られたプランニングは歳月を経ても色褪せない集住のかたちを含んでいます。 そこでスケルトン状態のゼロから考えるのではなく、先人が設計した従前の間取りを引き受けつつ更に発展させる、接ぎ木のようなリノベーションの形を模索しました。

撮影

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豊中のマンションリノベーション。テラスの工事がようやく完成したので竣工写真の撮影にお邪魔しました。今回はキッチン、カーテン、照明、外構、と色々なメーカーやデザイナーさんに協力して頂いたおかげで、非常に撮り所の多い家になったように思います。お施主さまにも手伝って頂きながら、昼景から夕景まで、たくさん良い写真が撮れました。ありがとうございました。

設計検査

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豊中のマンションリノベーション。ほぼ工事完了。引渡前に設計検査を行いました。全体の色味のバランスに苦心しましたが、なかなかラグジュアリーな雰囲気に出来上がっております。階段壁は石ではなくてエコカラット。最近バリエーションも豊富になって大変使いやすくなりました。

 

 


イタリアからはるばる船便でやってきたキッチンも無事設置完了。ハードエッジなディテールにひたすら感動。窓はキッチンの高さに合わせてインプラスを新設しています。

 

 


模型で検討していた鬼収納量クローゼットも無事完成しました。

 

 


巾木の収まりを最終チェック中。細かな部分も手を抜けません。

 

ペンダント照明選び

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豊中のリノベーション。ダイニング用のペンダント照明がなかなかしっくり来ず苦戦中。いくつか候補が絞れてきたので、ショールームに現物確認にいきました。
本町にあるYamagiwa大阪のショールーム。Yamagiwaの照明は結構昔から使っていますが、ショールームに来るのは実は初めて。色々なデザイナーの照明や家具が豊富に取り揃っていて、飽きません。カフェにしてほしいぐらい。

芦屋のflame。割と奥まった場所にあるのでなかなか来られなかったのですが、ようやく念願叶いました。アンティークが溢れる空間にブラスや黒皮テイストの照明。もはや定番ですね。

・・・実物は確認できたのですが、結局器具は決まらず。。。さらに検討することになりました。

 

間接照明

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豊中市のマンションリノベーション。元々天井が上の階のコンクリート床となっているタイトな建物のため、ダウンライトなどの埋め込み型照明を使えません。住戸内のほとんどの箇所を間接照明でまかないます。
間接照明は器具本体が見えては台無し、うまく器具が目に入らないように隠す必要があります。最近はLEDの進歩で小さなサイズの間接照明も増えていますが、それでもうまく隠すには工夫が必要です。今回は照明デザイナーさんの提案で、梁型に沿わせて間接照明用の下地を取り付けました。

さらに直行する方向にも間接照明。木材で下地をつくると出っ張りが大きくなってしまうので、鉄板を曲げて製作しています。狙い通りなかなかシャープな出来です。
写真中央に映っている広幅のフローリングも貼り終えて、いよいよ仕上げの工程に入ってきます。

断熱工事

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豊中のマンションリノベーション。元々ほぼ断熱材ゼロの状態だったので、新たに発泡ウレタンを部屋全体に吹き付けました。

引き続き内壁の下地を組んでいきます。徐々に図面が3Dに出来上がっていきます。

配管しこみ

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豊中のマンションリノベ。現在給排水配管の工事中。十分な床下スペースがないので、コの字型キッチンの直下を利用して、PSまでぐるーっと排水管を引き回しています。排水管は汚物などが詰まらないよう、少し勾配を付けて施工する必要があります。経路が長くなるほど必要スペースが大きくなる計算ですが、予定どおり何とかうまくいったようです。

  

スケルトン

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豊中市のマンションリノベーション現場。2014年末にご相談を頂いてから少しずつ計画が進み、いよいよ着工となりました。まずは既存の内装を完全に撤去してスケルトン状態に戻します。
オブジェのような物体は給排水の縦管。これだけ重厚に防音・保温装備されているのは珍しいですね。遠藤剛生先生の設計意図を感じます。躯体天井高が2,370mmと極めてタイトな設計が成されているので、色々な設備や物の収まりに細心の注意を払って進めていきます。
  

クローゼットの設計

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リノベーションに際して個室を1つ諦め、色々な収納をまとめたクローゼットルームに変更します(というより、既に個室が1つクローゼット化していたのですが)。

スペースを使い切って最大限収納量を確保する設計のため、実際使えるものかどうか、大きめの模型をつくって検討しています。

プラン変更中

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豊中のリノベーション。大きなプラン変更があり、再度全体的な計画を練り直しています。全開放できる格子戸で仕切った大きなLDK。

悩みどころだったキッチンはアースカラーに決定。船便でイタリアから運んできます。

LDKの奥に書斎兼来客用寝室。

素材選び

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お施主さまと素材の打合せを行いました。今回特に苦戦しているのが床材。お施主さまから頂いたイメージに合う色・幅・木目のフローリングがなかなか見つからず、国内で手に入るめぼしい木材を片っ端から集めていると山のようになってしまいました。左からチーク(一枚・FJL)、オーク(一枚)、栗FJL、ブラックウォルナット(一枚・三層・FJL)、チェリー(三層)、桐(一枚)。これらに色々な浸透性保護塗料を塗って理想の色味を探ります。同じ色を塗装しても樹種によって染込み具合が違ったり、塗料が木材の色味の影響を受けたり、と可能性は無限にあります。試行錯誤の末、何とかお施主さまに気に入って頂ける床材にたどり着けました。

メインの床材が決まると部屋のイメージが固まるので、バランスをとりながら壁や天井、タイルなど全体の素材を選んでいきます。

カラースキーム

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内装仕上のカラースキームを検討しています。床・壁・天井・建具・建具枠・家具など、様々な素材と色を選んで組み合わせることになりますが、部屋全体の雰囲気が決まってしまうこと、施工面積が広く見積に大きく影響すること、人間の体が常時接する部材であること、などから「床材」の選定が非常に重要です。どんな物件でも、いろんなサンプルの中からお施主様の好みや物件の用途、空間に見合った床材を選び出す作業は欠かせません。フローリング材は大きく分けて2種類。濃いか、薄いか、です。

明るいフローリングの代表格、ナラを中心にした配色の場合。快活で若いイメージになります。

ウォルナットを中心に配色した場合。落ち着いた印象。高級感があります。

色の濃淡や触り心地、固さ、針葉樹と広葉樹、材の幅や長さ、それを着色して使う事も出来ますので、バリエーションは無限にあります。理想の一枚にたどり着くにはまだ時間がかかりそうです。

ファーストプレゼンテーション

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豊中市のマンションリノベーション。ファーストプレゼンテーションに伺いました。今回はとてもラグジュアリーな雰囲気なので、模型ではなくCGでプレゼン案を作成しています。

エントランス。マンションリノベーションですが階段が正面にあります。メゾネットなのです。

ダイニング。

キッチンカウンター。

主寝室。元々、某有名建築家が設計したマンションなので、名を汚さないようにがんばります。

爪あと

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大阪府豊中市からマンションリノベのご相談を頂き、現地調査に行ってきました。

見たところ建物には特に問題なさそうなのですが、いくつかの窓ガラスにヒビが入っています。お施主様によると阪神大震災の影響かもしれないとのことでした。何か物が当たって割れた訳ではないので、建物やサッシの微妙なひずみが原因のようです。もうすぐ震災から20年。無茶苦茶になった街も一見すっかり綺麗になりましたが、阪神間のリフォーム現場では年輪のように刻まれた震災の爪痕を今でも目にすることがあります。地震は忘れたころにやってくるもの。節目を前に、当時を思い出すよいきっかけになりました。