お施主様検査

投稿日: カテゴリー: '19-奈良市I邸

お施主様検査を行いました。一通り出来具合を見て頂いて、気になる箇所を手直ししていきます。しかし実際に住んでみないと細かな問題には気付きにくいものなので、お引き渡しで終わりではなく、引き続き工務店と私たちでフォローしていきます。

奈良市I邸

新たに新設した玄関ドア。焼杉貼の部分は耐震壁になっています。庇より上はそれほど傷みがなかったので、既存そのままとしてコストを抑えています。

完成が近づいてきました。

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工事が一段落したので、設計検査を行いました。今回は新設した木材を古色塗装せずに、古いものと新しいものがそのまま共存したデザインにしました。新しい材料もこれから歳月を重ねるうちに自然と色が付くので、その変化を楽しんで頂ければと思っています。

当初、階段の両側は土壁のまま残す設計でしたが、お施主さまの提案で取り払ってオープンにしました。空間に広がりが生まれて大正解でした。

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応接間をホームオフィスに。

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昔なつかしい応接間。緊縮設計が功を奏して、少し予算に余裕が出てきたので、カウンターを設えてホームオフィス化しました。お庭も見えてなかなか素敵な感じになりました。

ニッチを利用した本棚もぴったり収まりました。いよいよ工事も大詰めとなり、完成が近づいてきました。

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キッチンの据付け工事中。

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キッチンの据付け工事中。通路幅にあまり余裕がなく心配しましたが、調理にも食事にも問題無く使えそうです。

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針葉樹合板の製作キッチン。シンク・コンロ分離型ですがシンプルに作ってコストを抑えました。ダイニングテーブルも集成材とスチール脚の組み合わせで現場製作。

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内装工事中

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大工工事がほぼ終わり、塗装や左官工事を進めています。古いものと新しいものがちょうど良いバランスに出来上がってきました。

天井は既存の荒板をそのまま再利用する予定だったのですが、思いの外、上から埃が落ちてくる事が判明し、塗装仕上げに変更しました(今回はフルリノベーションではなく2階の床板は張り替えないので、古い埃が取れないのです)。これはこれで良い感じです。土壁は少しワラスサの残る中塗り仕上げ。古民家は壁を塗り直すだけで見違えるように蘇ります。手前右側はフレキシブルボード。耐久性が高くセメントの質感があって良いのですが、硬くて加工が大変。大工さんいつもすいません。。。

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セルロースファイバーの施工

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断熱工事を行いました。今回はお施主様のご希望により、「セルロースファイバー」を採用しています。セルロースファイバーは新聞紙等をリサイクルしてつくるエコ断熱材です。私たちの事務所でこの断熱材を採用するのは初めてなので興味津々です。

ボードを貼り付けるのではなく、施工部位を人力でぴちっとマスキングした後で、その中に専用マシンで断熱材を吹きこむ施工法です。そのため、柱梁との隙間が出来ず、高い断熱効果が期待できます。筋交いが入る壁などイレギュラーな部位にも容易に対応できます。

 

密閉性を確保するために、断熱材を施工する前に外壁周りのスイッチ・コンセントや換気ダクト位置を確定しておかねばなりません。後でやり直しがきかないので、そういう面では難易度高めの材料かもしれません(吹付ウレタンフォームもそれは同様です)。

 

床断熱も同じ素材です。フカフカで気持ち良い感じです。以前「愛でる家」で採用した羊毛断熱材もそうでしたが、自然系の断熱材は、なんだかフカフカなものにくるまれる幸せ感があり、町家・古民家との相性も良いように思います。

 

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工事が始まりました。

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階段周りの壁を撤去すると一気に空間の広がりが出てきました。とてもいい感じです。

 

まずは床下の工事から。耐震補強と給排水配管の仕込みを行っています。心配した排水管のルートもうまく確保できました。

 

 

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お庭の調査

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見積もりに目処が立ち、解体工事を進めています。お庭の植栽が荒れ放題なので、今日はお施主さま、ランドスケープデザイナーさんと一緒に現地調査を行って、外構をどういう感じに仕立てるか打ち合わせしました。


鬱蒼とした茂みに分け入って、活用する樹木・伐採する樹木を区分けします。蚊の楽園になっているので大変な状況です。お施主さまが子供の頃に種を植えたイチジクやビワが育っていて、活用することになりました。灯籠や手水鉢も再利用する予定です。

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天井裏・床下をみる。

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まだ設計段階ですが、過去の度重なる増改築によって建物に謎が多いため、先行して内部の解体を行っています。天井裏の梁の状況がわかると抜ける柱・移動できる柱が分かるので、プランニングに選択肢が増えます。また、床下の状況によって工事費が大きく変わるので、あらかじめ把握することができれば、工事着手後の余計な追加工事を最小限に抑えることができます。

 

解体前に床下を覗いて分かっていたのですが、今回は古家にも関わらず床下が全てコンクリートで覆われた「ベタ基礎」です。40年ほど前に一度大規模なリフォームを行って、その時に基礎のやり替えも行っているようです。当時はまだベタ基礎が一般的ではない時代なので、割と先進的です。さらに、古い柱梁が残ったままベタ基礎に替えているということは、当初から伝統的な「玉石基礎」ではなく「布基礎」であったことが分かります。戦前の建物で布基礎の例は珍しく、構法の歴史を調べましたが、昭和初期には既に導入している事例もあったようです。

そんな具合で、建物の古い部分と新しい部分の組み合わせ、構法の変遷、新建材が使われているかどうか、など、建物の謎解きをしながら、長年の継ぎ接ぎで複雑に絡み合った条件を整理していきます。

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古家の改修プレゼンテーション

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計画案がまとまり、お施主様にプレゼンテーションを行いました。

 

大きなお屋敷なので、全部を改修してしまうと大変な費用がかかってしまいます。趣のある和室は修繕に留めて、昭和期にリフォームされたダイニングキッチンを中心に再整備する計画です。

 

増築された水まわりを減築しつつ、間取りに無駄のないように設計し直し、南庭に面して明るい居間をつくります。

 

現在は荒れ放題のお庭も整備して、ウッドデッキをつくってフルオープンな建具で室内とつないで・・・と夢は広がりますが、ご予算の中で何を優先するか、工事のコストバランスを取りながら慎重に進める必要がありそうです。

 

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大正時代の住宅の実測

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奈良市から古民家リノベーションのご相談を頂き、実測調査を行いました。大正時代の建物ですが柱梁もしっかりしており、なかなか数寄心のあるよいお宅です。少し前まで住んでおられたので状態も良いようです。

 

ただ今までに何回か増改築されているため、元々の手仕事の痕跡がかなり分かりにくくなっています。昭和リフォームあるあるの天井ジプトーン+壁プリント合板。古民家は基本的に柱・梁が露出しているつくりなので法則性を掴めば割と実測は早いのですが、このように新建材で柱や土壁を覆ってしまうと、元々どういう状態だったのか全く分からず、図面の復元作業は一気にハードルが上がってしまいます。

 

お施主様のお父様から、庭だったところに応接間を増築したとお聞きしました。確かに!このつくりは、書院障子の奥に縁側、その先に庭があったに違いありません。さぞかし気持ちのよい空間であったことでしょう。何とか復原できないかなぁ。。。

 

 

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