
寿命の長い建築。
完成後、お施主さまに永く使われる建築がよいと思っています。厳しい風雨に耐えうる構造・設備の性能はもちろんのこと、新築ではプリントやプラスティックな素材は極力避け、リノベーションではすでにある古い素材を大切に、時が経つほど人に馴染む素材使いを心がけて設計を行っています。

無理なく無駄なく。
複雑に絡み合った条件をできるだけ整理して、シンプルな建築を設計するように心がけています。条件を整理していくと自然とそこに行き着いた、という無理・無駄のない設計が一番よいと思っています。

主役はお施主様。
プロジェクトにおける主役は建築家ではなくお施主様です。私たちはお施主さまを脇でサポートし、お施主様の代理として建設会社や行政庁と向き合います。お施主さまの想いをお聞きして、一緒に悩み、考えながら設計を行っています。

竣工がスタート。
建築は工事の竣工時が100%ではなく、お施主さまが住んで、使って、色々な人と物が共存している状態が完成と考えています。建築家にとってのゴールではなく、お施主様にとってのスタートラインとなる建築をつくりたいと思っています。