六角西洞院の宿– Guest House in Nishinotoin-Rokkaku –

庭から見返す。居間・バスルーム・寝室・和室が庭を囲んでいる。塀・外壁は焼杉板貼り。

京都市の中心部、路地奥にある町家ゲストハウスの向かいに放置された小さな古民家を改修する計画。昭和期に付加されたアルミや樹脂系の素材を撤去して木・紙・土・鉄といった町家に親しい材料で内外を整え、小さく厳しい環境の中でも光と陰、風、緑を感じられる宿を目指しました。ごく限られたスペースを有効活用するため、無理・無駄のない動線計画・面積配分にて設計を行いつつ坪庭は堅持、建具の工夫により多層的な使い方の展開のある間取りとしました。

改修前の外観。美容室として利用されていた形跡。
改修前の外観。美容室として利用されていた形跡。
改修後の外観。木格子・おたふく窓・虫籠窓・黒漆喰など、向かいの既存棟の意匠を踏襲して統一感のある路地を形成。
改修後の外観。木格子・おたふく窓・虫籠窓・黒漆喰など、向かいの既存棟の意匠を踏襲して統一感のある路地を形成。
玄関。正面ガラス越しに庭の緑が目に入る。頭上は大屋根まで吹き抜けている。2 階の丸窓から見下ろすことも出来る。壁は漆喰中塗り仕上げ。床は墨入りモルタル。
玄関。正面ガラス越しに庭の緑が目に入る。頭上は大屋根まで吹き抜けている。2 階の丸窓から見下ろすことも出来る。壁は漆喰中塗り仕上げ。床は墨入りモルタル。
南側の庭に開いた居間。床は杉フローリング。階高が低いため天井は貼らず梁表しとする。白漆喰壁はプロジェクションに利用。
南側の庭に開いた居間。床は杉フローリング。階高が低いため天井は貼らず梁表しとする。白漆喰壁はプロジェクションに利用。
バスルームから中庭を見る。引戸を洗面側へ引き込めば、半露天風呂となる設え。
バスルームから中庭を見る。引戸を洗面側へ引き込めば、半露天風呂となる設え。
2階寝室。東西のハイサイドライトから光が入る。大屋根下の空間を3 帖の和室として生かす。
2階寝室。東西のハイサイドライトから光が入る。大屋根下の空間を3 帖の和室として生かす。

六角西洞院の宿の履歴