
柱梁の補強が一通り終わり、【荒壁パネル】の施工が始まりました。今回は「京都市まちの匠ぷらす(本格改修)」「京町家まちづくりファンド改修助成事業」の認定を頂き、限界耐力計算により伝統工法に沿った耐震改修を行います。
伝統工法の耐力壁といえば一般的には土壁ですが、構造用合板をバシバシ留めていく現代の工法に比べると非常に手間がかかり、乾燥に長い日数を要します。寺社など時間と手間をかけられる文化財でなければ、なかなか手が出ません。
そこで登場するのが、工場で土壁をパネル化したこの「荒壁パネル」。京都にある左官メーカーのオリジナル建材です。木枠に止めつけて真壁をつくり、その上に漆喰など左官仕上げが出来るので大幅な手間・工期の圧縮が図れます。各種大臣認定を取得しているので確認申請や補助金の審査を受ける案件にも対応出来る優れものです。
伝統工法対応のパネル材としてはほぼ唯一の建材で、工場生産とはいえ手作業で一枚一枚作られているため、品薄で数ヶ月前から予約して何とか数量を確保出来ました。極力ロスが出ないように慎重に貼っていきます。
