
気分次第で間取りを選ぶ
3LDKのマンションでは、廊下側に洋室2つ、ベランダ側にLDK、その中間にもう1部屋という構成が一般的です。中間の1部屋は予備的な和室・洋室として設計されることが多いですが、居室として使うには採光・通風・空調の条件が悪いため、実際には季節物や捨てられない家具などを押し込んだ納戸となり、住み手の生活スタイルの変化に柔軟に対応できる間取りとならないケースが多くみられます。今回はこのような中間の1部屋をフルオープン可能な引戸でつくることで、独立した部屋として、広いLDKの一部として、また適度な位置で固定してゆるやかに空間を仕切るなど、その日の気分によって服を着替えるような感覚で簡単に模様替えできるフレキシブルな住宅としました。




Kigaeru Flat
This is 80sqm apartment renovation for a young couple. we demolished old interiors and exposed concrete walls and celling. The living room can be separated by sliding doors such as traditional Japanese residence.













概要 計画/2014-2015 所在地/堺市南区 用途/共同住宅 構造規模/SRC造20Fのうち14F 坪単価対象面積/24坪[80m2]
協働 設計監理/山本嘉寛・三橋香織[yyaa] 施工/[三笘工務店] 撮影/山田圭司郎[YFT,]
掲載 【出版】デザイナーズFILE2016[カラーズ]
