掲載:リフォームデザイン2020

弊所設計の『透き間の家』が9/11発売の「リフォームデザイン2020」(アルファブックス)に掲載されています。よろしければご覧ください。

写真撮影

スケジュールや天候の関係で順延になっていましたが、長い間待った甲斐あって、気持ち良い春の日に撮影することが出来ました。

縁側に面したフルオープン建具にはカーテンも入り、お庭の新緑もいい感じです。かつてはここに鬱蒼とした雑木と風呂・便所があったとは到底思えません(減築したのです・・)。

夕景撮影の後、モデルにもなって頂いたお施主様ご家族、撮影してくれた笹倉くん夫妻、私たち、みんなで本日の収穫をチェック。一日の苦労が報われる瞬間です。こんなに広かったっけ?というお約束はさておき、回遊性がある家は場面ごとに様々な表情があり、古いものと新しいものの混在も相まって、なかなか魅力的な写真になったように思います。早朝から夜まで、ご協力頂きありがとうございました。

オープンハウスご来場ありがとうございました。

オープンハウスは晴天にも恵まれ、多数の方々にご来場頂き盛況のうちに終えることができました。遠方から遥々お越し頂きました皆様、貴重なお時間を頂きましたお施主様に感謝申し上げます。

その日の夕方からは引き続き工務店・お施主様と物件のお引渡し。設備機器類の取扱説明や工事監理報告書の提出、工事費用の整理や残工事の調整などを行いました。

ご相談を頂いてから完成まで3年弱という長い期間がかかってしまいましたが、間取り自体はほとんどファーストプレゼンの時から変わっていません。構造補強設計と見積調整にひたすら大苦戦した計画でした。あまりに長くかかったためか、私たちもお施主様もイマイチ完成した実感が湧かない変な感じですが、ひとまず無事にゴールにたどり着けてひと安心。これから始まる新しい生活が楽しみです。

外部と内部のあいだ

完成に近づきつつある奈良市U邸。壁・天井の塗装が終了ました。墨入りモルタルのキッチンカウンターも大変良い感じに出来ています。

当初のイメージどおり真ん中の居室の周りをぐるっと回廊が廻る空間を体感できるようになりました。それほど和なテイストでは設計していないのですが、奥行きのある通り庭や南北に縁側のあるリビングは何となく町家を踏襲しているような不思議な雰囲気があります。次はいよいよ建具の吊りこみです。

奈良市U邸オープンハウスのご案内

※このイベントは終了しています。

大阪・奈良・建築・設計事務所・建築家・山本嘉寛・住宅・新築・戸建て・リフォーム・リノベーション・定期報告

この度、私たちが設計監理を行っている住宅が完成します。大正時代に建てられた町屋のリノベーションです。 お施主さまのご厚意によりオープンハウス(完成見学会)を行うことになりました。古い木造住宅の改修やリノベーションをお考えの方、新築住宅をお考えの方、まだ具体的な計画はないが将来的に家づくりを考えておられる方ももちろん大歓迎ですので、お気軽にお越し下さい。

お施主様と現場打合せ

内部の壁面がほぼ貼れたので、現場にお施主様にお越し頂いて、空間の雰囲気を掴んで頂きつつ、細かな部分をご説明しました。

 

キッチン周り。スペースが狭く収納の取り方に苦労しましたが、何とかバックセットも確保できたので、良い感じに使っていただけそうです。キッチンの小窓には、工事前に和室の床の間に入っていた障子を入れる予定です。

 

つむぎ商會で古金物選び

大阪市南部。東部市場前にあるつむぎ商會さんへ木製建具用の金物を探しに。最近は木製建具の需要が低下しているので新品でちょうど良い具合の金物がなく、デッドストックのアンティークを見繕うことになりました。

多種多様な金物が埋め込まれたディスプレイ。ただビス留めしているだけではなく、金物に合わせて鍵穴等を加工してあります。一日見てても飽きません。いろいろ触って遊んでたらお店が突然真っ暗に。(電気のスイッチは本物でした。。。)

真鍮の調整器。開き窓の角度調整に使います。七つ穴のものは「七ツ目調整器」と言うそうです。

お目当てのラッチの候補。くすんだ真鍮の良い風合いです。ちなみに左のラッチの名称は「コウモリラッチ」。細かな金物にもちゃんと名前が付いているところが面白いですね。

焼きむらタイル

キッチンのバックセットに使う予定のタイルです。かなり焼きむらのあるタイルなので、幾つかサンプルを取り寄せて色の幅を確認。

棚板やキッチンの天板との色の取り合いを確認。小さなピースから想像を働かせます。うむ、よい感じになりそうです。

柱・梁・壁の追加


着々と工事が進んでいます。大部分の柱・梁を追加・入れ替え、地震力に耐える構造用合板を貼ったので、ずいぶん建物に安定感が出てきました。

古い柱梁はどうしても傾きがあるので、新しい部材との接合部がピタッとはまらない箇所が多々有ります。大工さんと話しながら、最適な形に変更していく作業が必要となります。

屋根の軽量化


屋根の葺き替えが完了しました・・・といっても敷地周辺の道路が狭いので全く見えません。建物を軽量化して骨組みにかかる負担を軽減するために瓦と葺き土を降ろし、ガルバリウム鋼板の屋根に変更しています。

下屋部分。比較的新しくて状態がよい部分は瓦のまま利用します。複雑に屋根が入り組んでいた部分は劣化が激しかったので、部材の補強や取替えを行った上でガルバリウム鋼板に変更しました。これでようやく雨漏りの心配がなくなりました。

ならまちカフェはしご打ち合わせ

現場が軌道に乗り、急ぎで方針を決定しなければならない項目が色々出てきたので、お施主様とガッツリ打ち合わせすることに。事務所で根を詰めてもヘトヘトになるので、ならまちのカフェでまったりお茶しながら打ち合わせすることになりました。

1軒目は「珈琲と定食minamoさん。外観はそうでもないですが、内部はしっかり町屋カフェ。完全に和テイストではないところが参考になります。真鍮の金物や照明も見所満載。もちろん珈琲は美味でした。今度はランチにお邪魔したいです。

2軒めはBrigton Tea Roomさん。こちらは古ビルをリノベした英国テイストなカフェ。香り高い紅茶を頂きました。キッチン屋さんと合流して、お菓子を頬張りながらDK周りの打ち合わせ。テーブルがお菓子と資料でいっぱい。

話が盛り上がっているうちに、いつの間にか辺りは真っ暗。お施主さま長時間ありがとうございました。

ハイブリッド町屋

柱の足元が腐朽や白蟻の影響でかなり傷んでいたため、カットして鋼製の柱脚に入れ替えました。建物を丸ごと吊り上げる劇的!〜な工法も検討しましたが、コストが非常にかかることが分かり断念。地道に一本ずつ補強しています。建物が建ったまま足元を交換していく作業なので、なかなかの難工事です(写真では今にも礎石から外れそうに見えますが、このあとコンクリートを打設して固めます)。

全体的に状態が悪い柱・梁は入れ替えたり、横に新たな部材を沿わすことで補強していきます。フラフラだった骨組みにだんだん安定感が出てきました。

工事スタート

難航した見積調整が何とか終わり、ついに本格的に工事がスタートしました。まずは建物の外周に足場を組んで、屋根の瓦を降ろしていきます。

室内から見上げ。屋根瓦を降ろすと野地板の隙間から木漏れ日のような明かりが入ってきます。屋根工事の合間にしか見ることができない貴重な風景です。

CG検討。

内部の雰囲気をCGで検討しています。

あまり木質系の仕上げが多くなりすぎると部屋が暗い雰囲気になるので、白い塗装の部分を増やして、全体のバランスを取ることになりました。

左:居室と階段へ続く廊下。右:通り庭。建具は既存の建物から取り外したものと、先日古道具屋さんで掘り出してきたものを補修して再利用します。

古道具屋さんで建具探し

建具を探しに、お施主様と奈良市内の古道具屋さんへ来ました。掘り出し物がありそうな雰囲気がむんむんです!

 

たくさんある建具の中から、計画している開口の幅にあったものがありました!デザインもレトロで可愛い!建具の幅、高さ、厚さなど、必要な寸法の記録を持ち帰り、細かい納まりを図面で検討していきます。

 

 

お施主様と現場確認を行いました


内部の解体が完了したので、お施主様と現地で打ち合わせを行いました。まるでアート空間のような室内。南側に増築されていた建物を撤去したので、内部がとても明るくなりました。

 


お施主様には、解体するまで隠れていて見えなかった劣化状況を確認していただき、修繕や補強が必要な箇所について共有します。これから何十年も住んでいくことを考えると、しっかりと改善していきたいですね。工務店さんや構造設計者さんに相談しながら、予算に合っていて、なおかつ効果が高い方法を検討していくことになりました。

解体が始まりました


相変わらず苦戦が続いています。かなり既存建物に問題があるため本格的な構造補強が必要です。ひとまず間仕切りや床をはがして、補強方針を検討することになりました。


うーーーーん、難しい。工務店・構造設計さんとあれこれ悩み中です。