projects|古民家・町家の改修・再生・リノベーション

古くても状態が良い建材や手仕事でつくられた造作を残し、今の生活の仕方や間取りに再編する家づくりは、かつては当たり前に行われていた方法です。大量生産・大量消費のシステムに添って古くなったものを一掃するのではなく、丁寧に既存の部材を調べ、当初の設計者(棟梁)の意図や建物の履歴を検証しながら、住み手のご希望に応じた細やかな設計を行うことで、古いものと新しいものが共存できる住まいを作ります。耐震補強による安全性の確保、床・壁・天井・開口部の断熱による温熱環境の改善、高効率設備への切り替えにより、新築に近い性能を備えた住宅へアップデートすることも可能です。