既存建物の解体

お施主様の仮住まいへの引越しが終わり、既存建物の解体が始まりました。

令和4年4月1日から一定規模の解体工事は全て石綿(アスベスト)の調査と報告が義務付けられました。調査の結果、石綿の含有が判明した場合は定められた手順に添って解体撤去する必要があります。

石綿は今では大変恐ろしい物資という認識が定着していますが、かつては万能の建材としてもてはやされていたものなので、1970-1980年代の建物では何らかの部位に使われている事が珍しくありません。今までも大きな建物や吹き付けなど飛散の恐れのある建材については規制がありましたが、今年度からそれがより厳しくなった形です。もちろん健康被害は防ぐ必要があり致し方ありませんが、解体費を押し上げる大きな要因になっています。

調査の結果、今回は古い木造建物のため大規模には使用されていませんでしたが、途中でリフォームした部屋の建材から少し検出されました。手順に添って慎重に解体が行われています。