紅松庵

和歌山市で夕方から用事があるので、早めに乗り込んでどこか見に行こうということになりました。駅から徒歩で行ける距離で、一同誰も行ったことがない和歌山城の庭園を散策に。芝生の広場では何やら盛り上がっていて、重低音のヒップホップが鳴り響いています。すごく自由なお城のようです。

鳶魚閣と御橋廊下。お堀でカヌーを漕いでいる人がいてさらに度肝を抜かれます。すごいな和歌山城。なんて自由な。

 

お目当ての紅松庵。「松」は松下幸之助さんの松。和歌山出身なんだそうです。全国に◯松庵という茶室を寄進していて、四天王寺にもあるらしい。今度行かねば。

 

手を伸ばせば屋根を撮れるぐらい低い庇。美しいコーナー処理。雨樋なし。

 

建築:中村外二氏、庭:川崎幸次郎氏。名匠の芸。

 

お庭には入れず。残念。

 

内部。立礼席。Produced by Panasonicで照明・冷暖房完備。快適ですが、やっぱりお茶席は設備なしのほうが好み。

 

網代と一体化した吹き出し口。芸が細かいですねえ。

 

お菓子とお抹茶。ガラスの器で涼しげ。でもBGMは外から響いてくる重低音。

 

嗚呼、渓流のひびき・・・。

 

後で調べると、ちょうど天守閣再建60周年の企画で、アウトドアのフェスが行われていたのでした。リアル「今日はなんと年に一度の町のお祭りでした」。和歌山城はいつもこんなに自由なのかとドキドキしました。それはそれで、お茶席もタイアップするぐらい振り切って欲しかったyo!