古家の実測調査

古家の購入手続きがまとまったとお施主様よりご連絡を頂き、実測調査に伺いました。

古家のリノベーションでは詳しい図面がない場合がほとんどなので、まずは建物全体を測って、現況図を起こすところからスタートです。南北両側にお庭があるので、それらを生かしてよいプランができないものか、と考えつつ実測しました。
今年の5月にリニューアルオープンした京都市京セラ美術館に行ってきました。
近づいて行くとまず目に入るのは、入口への長く緩やかなスロープ状の広場。遠くからだとほとんど見えず、既存の建物を邪魔することない自然なたたずまい。
現在コロナの影響により予約制なので、待ち時間の間に建物の周りを散策しました。
コンクリート打ち放しの外壁に真鍮の板?を張り付けた外観の東山キューブ。今回の工事で増築された部分です。
テラスからは美術館の庭園や街並みが見渡せます。晴れていればもっと気持ちよさそうです。
中に入るとエントランスは古いレンガ部分と新しい白い部分とが調和しており落ち着いた雰囲気。まずは美術館内のカフェENFUSEでランチ。彩り豊かで食べるのがもったいないくらいです。
ショップの様子。
アーティストの展示をめぐりつつ、建物内を散策。場所によって空間の雰囲気が全然違います。
中央ホール。なめらかな螺旋階段が美しいです。
光の広間。鬼頭健吾さんの作品が展示されていました。
東エントランス。庭園を眺めながら一息。杉本博さんの企画展をゆっくり観ました。
久々の建築巡り、見どころ満載でした。また頑張らねば。
京都市左京区の町屋リノベーションの解体工事が始まり、以前はほとんど分からなかった構造体が見えてきました。
壁から昭和15年の新聞が出てきて驚き。
予想どおり、新築当初の黒いものと、増改築された白いものが混ざっています。途中で間取りを変えたためか、かなり複雑な骨組みになっており、一部危険な箇所もあります。設計を進める前に、全ての柱梁の径や継手位置を実測して構造を整理し、補強方法を考える必要がありそうです。
事務所の忘年会を兼ねて、京橋にある太閤園の淀川邸に行ってきました。淀川邸は明治時代に藤田伝三郎が築造した網島御殿のうち、戦争で焼失せずに残った東邸を利用した大きな料亭です。
建物に入ると、まず洋館風の前室に案内されます。家具やシャンデリアがなんとも贅沢です。
その後、美しい庭を眺められる和室でお料理を頂きました。想像をはるかに凌駕する美味しさでした。
料亭の方に設計事務所だと伝えると、食事のあとで建物内を色々案内して下さいました。
一番大きい紹鴎の間(52帖)。披露宴なども行われる格調の高い空間です。奥に見える建具を全て取り外すと能舞台としても利用できるようになっています。年1~2回行われているそうなので、一度見てみたいです。
さらに無料公開されている敷地内の日本庭園も散策し、食事、建築ともに大大満足の一日でした。
文野が久々にブログを書きます。
MAD Architectsのマー・ヤンソンさんの講演会に行ってきました。MAD Architectsは、中国人のマー・ヤンソンさんとダン・チュンさん、そして日本人の早野洋介さんの3人による建築家グループです。海外の建築家の講演会に行くのは初めてだったのでワクワクしながらホールに入って、最前列の席を確保しました。
彼らの建築の特徴は曲線を使った有機的な形です。その理由は都市一帯に広がる均一化された四角い無機質な近代建築に疑問を持ち、それらは人のために作られた建物ではないのではないかと思ったからだそうです。そしてもっと人のための建築、つまり人と自然、建物が一体となった風景や体験を作ろうとしているそうです。そのため、彼らの建物の多くは山や雲、地形など自然の形態をモチーフにしています。講演では、地形に合わせてつくられた集合住宅や、山のようなオペラハウスなど魅力的なプロジェクトがたくさん紹介されてとても面白かったです。最後に若者が今やるべきことは?という問いに対して、新しいことへのチャレンジであるという熱い言葉で締めくくられました。
やっぱり講演会に行くと、モチベーションが上がります。
僕も、頑張らなくては。
初めてブログを書かせていただきます。4月から入所した文野です。よろしくお願いします。
僕の初めて書く記事は先日見学に行ったナインアワーズなんば店について。ナインアワーズは最近どんどん数が増えているカプセルホテルで、関西には現在3店舗あります。1時間(汗を洗い流す)+7時間(眠る)+1時間(身支度)で、合計ナインアワーズということらしいです。
なんばパークスのエスカレーターを上がって入っていくと、受付カウンターと広くて清潔感のあるレストスペース。
受付の奥にカプセルルームやシャワールームにつながる黒くて小さいトンネルのような一本の廊下。表の白い仕上げとは対照的で歩いているとだんだんお休みモードになっていきそうです。一本の照明もかっこいいです。
次はいよいよカプセルルーム。男性用と女性用でカプセルの色が違います。僕は赤坂のナインアワーズに泊まったことがあるのですが、カプセルは入ってみると意外と広くて結構快適でした。足元にはロールスクリーンがあるので他の人を気にすることなく、くつろぐことが出来ます。
カプセルホテルですが廊下が窓に面していて結構明るかったです。
シャワールームとロッカールームがスキップフロアになって繋がっています。ここも男性用と女性用で配色が違います。洗面の鏡の周りには照明が付いていて、芸能人のメイクルームのよう。
へこんだ休息スぺースは思わず入りたくなりました。独特な色合いで、優雅な感じです。オープンしたら人気のスペースになりそうです。
足元やいろんなところにかわいいピクトグラムが書かれていて分かりやすいです。
これからも時々ブログに登場しますので、よろしくお願いします!