函の家|建築条件の中でつくる家 Hako House

開発業者が土地と建築を抱き合わせで販売する、いわゆる「建築条件付き」物件。大量生産の建売住宅しか作ったことがない業者にでも施工出来て、業者指定の材料を用いて、限られた予算で、時間で、床面積で。様々な制限の中、施主さまと一緒にあれこれ悩みながら作り上げたプランは無駄なスペースを省きながらも色々なスペースや動線の展開がある、豊かな住宅になりました。外観は白い立方体にまとめ、往来の多い前面道路側は閉じることで寡黙な表情を作り出しています。内部は吹き抜けのある大きなLDKから諸室へ直接アクセスする間取りとして、家族が一つの空間に「居る」感覚を大事に設計しました。

並びの売建住宅と同じ仕様で設計しても全く違う建築が完成。

凸凹の全くないシューズボックス型の外形とし施工の難易度を低減。

玄関扉や床タイルは、装飾過多な物が多い施工業者指定品からシンプルなものを厳選。

LDK。細長いスリット吹き抜けの上はライブラリ。

大きなLDK。来客時には可動間仕切りで予備室として分離可能な設計。

予備室分離時の様子。可動間仕切りも製作ではなく市販品にて設計。

階段見下ろし。床材は建売業者との交渉により無垢フローリングを採用。手摺は既製品。

2階ライブラリ。親子で十分机を並べて作業できる大きさを確保。そのかわり子供部屋は「子寝室」と考えて最小限に。

外観夜景。

概要 計画|2010-2011 所在地|奈良県生駒区 用途|一戸建ての住宅 構造規模|木造2F 施工面積|34坪[115m2]

協働 基本設計|山本嘉寛[yyaa] 実施設計・監理|[某代願事務所] 施工|[某建売業者]