高齢者施設現場。現在プラスターボード(せっこうボード)貼りの真っ最中。完成形を想像しやすくなってきました。
ショートステイ居室の一つ。さまざまな方が入居される高齢者施設では安全上、引違い窓はロックして開けられないよう対策を行うことが多いため、今回はセーフティストッパー付きの縦滑り出し窓を採用。通常は10cmしか開きませんが、ストッパーを解除したり、非常時に外部から消防隊が進入する場合は90°オープンになります。
デザイン面でも、引違い窓は縦桟が中央に通ったり、左右のガラス面に若干の段差が出来たり、とイマイチすっきりしませんが、縦滑り出し窓はごくシンプルです。内部だけでなく、建物の外観にも割とそれが重要らしく、日本の建築が美しくならないのは引違い窓信仰のせいだ、という説もあります。今回はかなりの割合の窓を縦滑り出しにしているので、すっきりした外観になるのではと期待しています。