鉄骨階段が無事に取り付きました。住宅の階段は建築基準法で幅、蹴上、踏面の最小寸法が定められています。そのため狭小住宅では限られた空間に階段をいかに収めるのかが大問題です。今回も最も厳しい幅方向は梁とのクリアランス5mmほど。図面では書けますが実際の作業は部材の取り付けに手や工具を入れるスペースがあるのか、あとから塗装できるのか、ボルト類が飛び出て邪魔しないか、などクリアしなければならない問題がたくさんありました。
蹴上・踏面はエキスパンドメタル。前面道路側以外に採光がとれない鰻の寝床形状なので、ルーフテラスから少しでも下階に光が届くようにとの意図です。工場っぽい内装とも良くマッチしています。上足で使用するので、お子さまが網目に足指をひっかけないか実験して、目の細かさを決定しました。