渋マンションの内外リノベーション|大阪市天王寺区

渋マンションのリノベーション計画。お施主様にプレゼンテーションを行いました。現地調査と図面調査によって、新築時の設備設計にかなり問題があることが分かり、建物全体的な設備仕様と配管ルートの見直しが必要な状況です。そのため住戸レベルを超えて、建物全体のリフレッシュを目指した提案となりました。コンクリート造では柱・梁の構造グリッドによって空間が文節されます。そこに給排水・換気空調・ガスの機器・配管を集約した設備のグリッドを重ねることで、更に多様な空間の文節を生み出せるのではないかというもくろみです。

 

ワンルームタイプの住戸。

 

設備グリッドが重なる部分は床仕上げを替えて、何となく領域分けが成されます。奥の寝室部分は可動間仕切りでオープン/クローズ。

 

共用部についてもオートロック化・集合ポストの入れ替え・宅配ボックスの設置など機能のバージョンUPと、エントランス周りのイメージUPを連携して提案しています。

 

・・・ちなみに今回からCGのテイストを少し変えています。最近ではリアルを追求したCGは目新しさがなくなってきたので、逆に絵として捉えて、アニメのセル画のような雰囲気に近づけようと色々試行錯誤中です。