奈良の建築めぐり:東大寺大湯屋


特別公開されている東大寺大湯屋を見学しました。大仏殿の裏手にひっそり佇む建物。今まで非公開だったので、大変貴重な機会です。

 


珍しい重要文化材の湯船(鉄製)。この中に入るのではなく、湯を溜めて、掬って掛け湯をしていたそうです。サウナと説明されている資料もありますが、ちょっと違うようです。「掛け湯=湯屋」「サウナ=空風呂」と教えて頂きました。

 


外から見て二階建てに見える部分はトップライトのような形になっていました。湯気が抜けるような仕組みでしょうか。

僧侶だけでなく、近くの住民にも開放されていたというこの湯屋。テルマエロマエよろしく、平たい顔族(日本人)の風呂に対する飽くなき欲求には脱帽します。