町屋の軒先の復原。

復原を進めている町屋のファサード(正面)。骨組みができました。頭と図面の中にしか無かったイメージがようやく形になり、建物全体のスケール感やプロポーションが分かるようになりました。計画開始から2年弱、感慨深いものがあります。

 

軒先は腕木で支えています。奈良町屋ならではのキゴシ(木格子)をはめ込む予定です。

 

・・ちなみに失われた建物を当時のように再現すること、あるいは推測に基づく場合を「復元」、一方、改修等で形が変わっていたものを当初の姿に戻すこと、あるいは旧部材(部分品や材料)や文献等が残っており、根拠が確かな場合を「復原」と使いわけるそうです。(吉野ヶ里遺跡の住居は復元、東京駅は復原)。今回は復原です。