古ビルリノベの竣工後

玉造の岡山ビル。全室の入居者が決まり、フル稼働中です。早いもので竣工一年となり、お施主様・施工業者さんと一年点検を行いました。一年間の間に幾つか不具合が生じた箇所があり、既に対応を終えているので今日は大きな問題点はありませんでした。

 

竣工後に起こった不具合には、古ビル特有の現象がありました。今回は建物の中の排水管は全部交換したのですが、屋外に出てから道路に向けて走っている配管は古いままでした。するとその部分がピンポイントに、詰まったり漏水したり不具合を生じてしまいました。

 

工事前から問題があったものの建物内にたくさん問題箇所があったため目立たなかったり、利用者がほとんどいないため何とか耐えていたところがリノベーションによって急に負荷が掛かってパンクしてしまったり、ということのようです。

 

リノベーションでは、既存の設備を極力残してコストを削減したい思いが強くなるものですが、普段は難しい設備配管を更新するグッドタイミングと捉えて、一式更新するほうが後々のことを考えると得策、ということを改めて考えさせられました。