再建築不可物件の調査

大阪市東成区。古い長屋のご相談を頂き、現地を見に行きました。先に場所を聞いていたものの、見つかりません。まさか、この奥。。。?

細い細い路地の奥に、ありました。いわゆる木造モルタル2階建て。これは筋金入りの再建築不可物件です。環状線の駅近にこんな路地が残っているのも驚きですが、なんとまだ人が住んでおられます。

再建築不可物件というのは、建築基準法第43条に定められた接道条件を満たさないために、建て替えが出来ない物件の事を差します。本来、防火性の高い都市に段階的に替えていくための施策ですので、そのまま残すのは良くない訳ですが、と言って都心で何もできない空き地を作るのも確かにもったいない。これは思案のしどころです。