江戸東京たてもの園

再び江戸東京たてもの園。本来は1つ1時間はかけて見たいところ、弾丸旅程のため3倍速。特に心に残ったカットを。

保存古民家に外れなし。どこから見ても美しく見飽きません。

構造架構が美しいのは昔も今も同じ。断熱や設備が付加された時、どれだけそれを保てるか。

小出邸・応接間。堀口捨己設計の建物は関西で見ることが出来ず初体験。まさかの銀箔仕上げ。数周回って最新のトレンドに出会う。チェーンの釣棚は吉田五十八を思い出す。棚を何で吊るか、大喜利的に流行ったのかしら。

同上2階。急勾配の屋根を貫入させた事で生じた異形の小部屋。後年のスチールブレース補強も相まって現代建築的な空間の質に。

高橋是清邸。欄干を絡ませて上下に窓という構成は珍しい。桟を作り込む程に中華の香りが漂う不思議。

丸二商店(荒物屋)。外からみると色と素材のやや過剰な装飾が、中からみると光と影の戯れに置換する。照明無用のライティングデザイン。

武居三省堂(文具店)。めくるめく収納ワールド。見せる収納・隠す収納。

仕立屋。ミセノマを広く取った事で、居間は草庵茶室の如き親密な空間に。保存される程の農家住宅は基本的に庄屋さんの豪邸なので、こういう店舗兼住宅のほうがよりリアルに息遣いを感じる。