インテックス大阪で行われた「関西住宅・ビル・施設Week」にて講演会を行いました。予想をはるかに超えるたくさんの皆様にご静聴いただき、誠にありがとうございました。ただ限られた時間の中にたくさんのスライドを詰め込みすぎて、最後のほうはかなり急ピッチになってしまいました。大反省です。
ということで(物件についてはホームページを見て頂くとして)講演で一番お伝えしたかった部分のおさらいです。
これは一つのプロジェクトに対して、土地建物のオーナー様・わたしたちYYAA・運営事業主様がそれぞれどういったものを提供できるのか、逆にそこからどういったものを受け取れるのか、を図示したものです。プロジェクトの規模が小さい時や、オーナー様がその建物で営まれる事業の運営事業主も兼ねる場合(すなわち、いままで行ってきた事業をそのまま継続する場合)は、上図の赤の部分と青の部分のみで計画が成り立ちます。プロジェクトの規模が大きくなり、従来と異なる事業内容に転換する必要性がある場合はその新しい事業の運営ノウハウを持つ事業主様にも加わっていただいて、三つ巴の図式となります。
この図式がうまく機能しはじめると、1つのプロジェクトの枠を超えて周辺の地域社会や環境にも効果が波及し、更に新たなプロジェクトの萌芽へと繋がる良いスパイラルが生まれます。そういう状況が所謂「まちづくり」や「まちおこし」、「都市計画」よりずっとリアルで健全な街の再生のあり方ではないかと考えているので、それが私自身、事業建蓄を設計する上でのモチベーションになっているようにも思います。
講演会では個別の物件相談の時間がなかったので、もし具体的な計画をお考えの方がいらっしゃいましたらホームページのお問い合わせフォームからお気軽にご相談下さいませ。
さて、レクチャーの後、大きな会場にひしめく色々な展示ブースをつまみ食い。こちらはスマホで開錠できるキーシステム。少し前に採用検討していたところだったので、実機を試して色々納得。
お決まりのVR体験ではしゃぐ図。
朝から夕方まで、インテックス大阪を満喫した1日でした。ご来場頂いた皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。