河井寛次郎記念館

少し前ですが、昭和小路の現場打ち合わせの後、近くにある河井寛次郎記念館へ行きました。思い描いていた通り、否それ以上に素晴らしい場所でした。

ぱっと見は古民家ですが何かが違う。不思議なつくりに目移りします。

二階。圧倒的な木の量感。普段15mmのフローリングで無垢などと言ってるのが恥ずかしいような。

中庭。美しい建具のコンポジション。建物に寄せた笹はプランターを埋めているとも思えず、根っこの処理は如何に。

離れの書斎。ここで一日過ごしたい。

そのまま残る登り窯。

だんだん目が慣れてくると、何気ない形や光が意味を帯びてきます。そうやって物や自分自身と対話する時間は、ものづくりに携わる者にとって、とても大切です。
身の回りの生活全てをデザインし尽くす姿勢や、遊びはあっても無駄のない造形。実に多くの学びがありました。

また来ます。