[片岡山の家]をUPしました。

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house in kataokayama

Projectsに奈良県王寺町で設計監理した住宅をUPしました。

http://yyaa.jp/works/house_in_kataokayama/

事前に推測しにくい斜面地の掘削費用を調整するため何度もプランを練り直し、構造形式を見直し、足掛け3年の大プロジェクトとなりました。斜面に沿って大きな階段をつくったり、スキップフロアにしたり、はたまたロフトを設けたり・・・と、建築と斜面との関係に色々悩みましたが、最終的にはカタチも間取りも大変シンプルな設計となりました。何度も変わるプランに気長にお付き合い頂いたお施主様、タイトな設計を破綻なく収めて頂いた建設会社様、フォローして頂いたデザイナーの皆様に御礼申し上げます。

梅雨の合間の写真撮影

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竣工写真撮影を行いました。前日までずっと雨が降り続いていて、さらに当日も曇り予報だったため迷いましたが、降水確率と日ごろの行いを信じて撮影決行。見事にちょうどよい具合の晴れのち曇りになりました。

 

カメラマンは山田圭司郎さん。斜面にめりこんだ建物の雰囲気を撮って頂くため、鬱蒼とした草むらの中へ。。。いつも無理ばかり言ってすいません。出来上がりが楽しみです。

検査とお引き渡し。

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建築工事が一通り完成し、確認検査機関による法的なチェック(完了検査)を受けました。着工してからの設計変更がほとんどなかったので、大変スムーズでした。工事の出来具合のチェックは建設会社による社内検査、私たちの設計検査、お施主様の施主検査、と繰り返し行って、細部の完成度を高めていきます。

 

お引渡しの様子。建設会社から引き渡し書類や鍵、設備機器についての説明があり、私たちは建築士法に基づく工事監理報告書を提出します。

今回は斜面地の計画で予算調整が難しく、設計と見積のバランスが取れるまで何度も設計変更を行い大苦戦しましたが、お施主様と建設会社さんのおかげで着工後は大きなトラブルもなく、コロナの影響を若干受けながらも計画どおり現場を進めることができました。ありがとうございます。

 

外部は引き続き外構の工事を進めています。今回は植栽は最低限に抑えて、砕石と平板コンクリートのデッキを敷く予定です。

 

ローコスト化のため、現場打ちの鉄筋コンクリートではなく、規格品のブロックで階段をつくることになりました。見積上は安くなったのですが、位置合わせが難しく、施工の難易度が上がってなかなか大変な様子です。

 

大きなキッチンの取付け

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大きなオーダーキッチンの取付け中です。キッチン屋さんにはかなり細かな施工図を描いて頂いていたのですが、それでもこの大きさとなると色々トラブルもあり、苦戦中のようです。

 

内装工事は壁面の塗装も終わり、全体の雰囲気が分かるようになってきました。階段周りの手摺もCGどおり出来上がりました。

内装工事中です

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内装工事が進んでいます。北側斜面に開いた大きな窓と、東西のスリット窓から光を取っています。直射日光があまり入らない設計なので一抹の不安がありましたが、プラスターボード貼りの状態でこのぐらいなら大丈夫。壁面を白く塗装すればもっと部屋は明るくなります。

 

サイディング外壁の塗装も終わり、足場も外れました。外観は竣工写真までのお楽しみということで。

 

屋根・外壁の工事

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外装工事が進んでいます。ガルバリウム鋼板の屋根が出来上がりました。軒先や頂部の細かな部分まで丁寧につくって頂いた板金屋さんに感謝。ガルバリウム鋼板はシルバーやブラック色が一般的なのですが、今回はお施主様と相談した結果、ホワイトになりました。工務店さんからは反射してまぶしいのでは・・という心配の声もありましたが、全然大丈夫そうです。

 

外壁は無塗装サイディング板。現在素地の状態ですが、塗装して仕上げる予定です。窯業サイディング板は耐久性・防火・耐火性が高く優れた材料ですが、木目やレンガのフェイクテクスチャでデコレーションしたものが殆どのため、そのまま使うとどうしても建売住宅やハウスメーカー風の外観になってしまいます。唯一、平滑な無塗装サイディング板はシンプルなデザインが可能なので、建築家住宅での採用事例も多いです。私たちの事務所では初めて採用する仕上げなので、出来上がりが楽しみです。

 

インテリアコーディネーション

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工事と並行して、CGで内部の配色や細部の収まりを確認しています。全体的にグレイッシュな色使いですが、あまり濃い色を多用すると室内が暗くなってしまうので、バランスが大切です。

 


ダイニングからキッチンを見る。キッチン本体は幅2700mm。そこに3150mmのダイニングカウンターが組み合わさります。バックセットも収納とデスクを一体化したロングサイズ。

 

階段周りはスチールフラットバーで落下防止手摺と階段手摺を一体的にデザインしました。天井は屋根形を生かした勾配天井です。

 

中間検査

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確認検査機関の方に来て頂いて、中間検査を行いました。

 

みんなで何を見ているかというと、柱の上端・下端にこのような耐震金物を取り付ける必要があるので、その金物が図面と整合しているかを確認しています。

当然何の問題もなく、引き続き工事を進められることになりました。(中間検査に合格しないと次の工程には進めません)。

 

 

建物の形はほぼ出来上がっていますが、どんな感じになるか、ネットが外れるまでのお楽しみです。

 

建て方2日目

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昨日に引き続き、建て方工事を行っています。昼過ぎに現場に着くとすでに骨組みは出来上がって屋根の合板張りの最中でした。棟が上がるクライマックスの瞬間に立ち合えず、ちょっと残念。

道路側からの見た目は完全に平屋です。軒の出は1.6m。諸事情で当初設計より1mほど縮まりましたが、それでもかなりの跳ね出しです。

 

内部の様子。長らく机上で検討していた空間が現実化して、その中から眺める景色はなかなか格別です。斜面側は床~天井一杯の開口となる予定です。向かいの建物もそれほど気にならないので、オープンな生活が送れそうです。

 

建て方1日目

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いよいよ建て方が始まりました。今回は2日に渡って行います。苦労したコンクリート基礎と土台の接合部もうまく収まっています。

 

徐々に建物の骨格が組みあがっていきます。いよいよ明日は屋根部分の工事です。

 

 

基礎完成。

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長い長い基礎工事がついに完成しました。(コンクリート打設合計6回!)

 

設計どおりいい感じに基礎が斜面に馴染んでいます。次はいよいよ建て方です。

地下部分が出来ました。

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基礎コンクリート工事が進んでいます。地下部分が出来上がりました。

 

地上階と地下階の境となるコンクリート壁。建物内への雨水の進入を防ぐためコンクリートの外側を防水します。そのため、いったん必要範囲より多めに掘削して埋め戻す工事を行います。

 

コンクリートと仮設の土留めの間に降りてみました。迷路みたいな不思議な空間です。地下水の滲出もなく水はけのよい土地ですが、コンクリートの打ち継ぎ部分から水がじわじわ浸み込まないように何重にも対策を講じています(写真に見えるスタイロフォームは防水層の保護用です)。

 

木造の地下室

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基礎工事が進んでいます。構造設計者さんと配筋検査を行いました。斜面地のため、基礎のコンクリートは下から順番に数回に分けて打設します。なかなかの難工事です。

 

道路面から約3mの段差。2階建てですが、建築基準法の扱いとしては地上1階地下1階です。地下のコンクリート部分は基礎として扱っているので、混構造ではなく木造です。法的には、地下室が木で出てきているという、不思議な建物になっています。

着工しました

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長い長い見積調整にようやく目途が立ち、建築確認も下りて、遂に現場が動き出しました。生い茂っていた雑草を撤去して、まずは整地から。

 

道路より低いレベルの工事は、重機を降ろすだけでもなかなか大変です。これから土を掘削するので、その搬出がまた大変です。今回はまだフラットな面がありますが、斜面地の工事ではさらに大変なのだろうなあと思います。

 

それにしても良いお天気です。現場がいつもこんな気候だったら良いのになあ。

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お施主様より「敷地がすごいことになっている」と聞いて、見に行ってみると・・・雑草の楽園でした。

 

設計は出来上がったのですが、見積調整が難航している間にずいぶん長い時間が経ってしまいました。建設資材・人件費の高騰に加え、斜面地の基礎・大きな吹き抜けなど、今回は悪い条件が重なっています。しかし何度もお施主様・建設会社さんと縮小案を考える中で、無駄が省かれて洗練された設計になってきたように思います。着工に向けてもうひと頑張りです。

 

フーハ大阪で空調の打ち合わせ

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グランフロントにある「フーハ大阪」。空調メーカー、ダイキンのショールーム兼お悩み相談室です。空調機器の設計は室内空間の大きさや方位、用途、コスト、意匠との関係など、様々な要素が関係するため本当に難しく、とはいえ一度出来てしまうと簡単に変更できないものなので、毎回設計には苦労します。ここフーハ大阪は、ダイキンの専門スタッフが一般の方々はもちろん、我々のような建築設計者の相談にも対応してくれる貴重な施設です。

 

今回の住宅は吹き抜けのある大きなワンルーム空間なので、どういう機器をどの場所にいくつ選定すればよいか、図面と模型で空間を説明しながら、色々な空調方法のメリット・デメリットをお伺いすることが出来、大変参考になりました。

 

ちょっと足りない箇所に局所空調を追加する「ココタス」。ちなみにフーハは息を吸い込む「フー」と吐き出す「ハー」にちなんでいるとか。ダイキンさんのネーミングセンスはいつも秀逸です。

 

 

敷地の周辺調査

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ススキの穂が輝く晩秋の敷地。設計とのすり合わせのために再調査に訪れました。思いの外草が生い茂っていて、服がひっつき虫だらけに。。。

 

敷地は道路から奥にいくに従って約3m下がっていて、さらにその先に擁壁があります。敷地内の雨水は全部まとめて道路側へ放流することが基本ですが、高低差のある敷地では低い隣地や水路に向かって雨水が流れることを避けられません。そういう場合にどう雨水を処理すればよいか、敷地の状況や管轄官庁の見解によりまちまちなので、毎回協議が発生します。水路の持ち主や水利組合など利害関係が複雑な場合も多く、なかなか難しいポイントです。

 

うーむ、よく見ると敷地と敷地の隙間の水路部分だけ王寺町の持ち物になっていますね。これは珍しい。いろいろな歴史が埋まっていそうな感じです。現場で調べた情報を持って、さらに町役場や土木事務所と協議します。

sonihouseさんの12面体スピーカー

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リビングに検討中のスピーカーを視聴するため、奈良市にあるsonihouseさんへ伺いました。

 

ソファに座ってスピーカーの響きを視聴させて頂きました。細部までくっきり聴こえるスピーカーから流れる音に聞き耳を立てていると、普段は分からないような演奏者の息遣いやノイズが次第に浮かび上がってきます。照明のない真っ暗な山奥で夜星を眺める感覚に近いでしょうか。最近はmp3のスカスカ音楽にすっかり馴染んでしまっているので、何だか心が洗われるような体験でした。

住宅の音響設計では、スピーカーを置く位置や台数、床への接し方、室内の床・壁・天井仕上げにシビアな注文が出ることが多く、さらに室内のある一箇所で聞くとベストに聞こえる、というセッティングを目指すことが当たり前になっているように思います。しかし実際、家全体を音響に最適化した建材でくるむことはほぼ不可能ですし、建物の中で人間は動き回りますので、じっと一箇所に座っている時だけ実力を発揮する音響設備ではいくら音が良くても生活の一部分にはなりません。

その点、このスピーカーのような無指向性のスピーカー(多面体の各面から音が放出される)は、空間全体に音を届けられる仕組みによって(もちろんベストな立ち位置はありますが)片側のスピーカーに近づいたり、遠くに離れてみたりしても急にバランスが崩れることがなく、音楽が人間の生活に無理のない形で寄り添ってくるような幸せな関係性があって、住空間には大変適しているように思われました。

 

ちなみにsonihouseさんの外観。なんだか料理屋のような佇まい。聞けばなるほど、お寿司屋さんだった建物をリノベしているそうです。和な感じは割り切ってそのまま残しているのが今時ですね。