敷地の周辺調査

ススキの穂が輝く晩秋の敷地。設計とのすり合わせのために再調査に訪れました。思いの外草が生い茂っていて、服がひっつき虫だらけに。。。

 

敷地は道路から奥にいくに従って約3m下がっていて、さらにその先に擁壁があります。敷地内の雨水は全部まとめて道路側へ放流することが基本ですが、高低差のある敷地では低い隣地や水路に向かって雨水が流れることを避けられません。そういう場合にどう雨水を処理すればよいか、敷地の状況や管轄官庁の見解によりまちまちなので、毎回協議が発生します。水路の持ち主や水利組合など利害関係が複雑な場合も多く、なかなか難しいポイントです。

 

うーむ、よく見ると敷地と敷地の隙間の水路部分だけ王寺町の持ち物になっていますね。これは珍しい。いろいろな歴史が埋まっていそうな感じです。現場で調べた情報を持って、さらに町役場や土木事務所と協議します。